アシュトン・アソーク、プール改修工事終了間近(その2)急展開

前回のブログで管理会社のJLLを評価したのも束の間、プールの改修工事完成が9月末まで伸びそうだとの話が入ってきました。

6月末に8月25日から9月30日に遅延の通告が出た後、管理組合の理事長からは9月始めには終わりそうだ、と聞いた直後にこれです。

納期遅れ、時間厳守に対する意識の低さは香港、シンガポール以外のアジア諸国では一般的に見られる事なのですが、今回のケースもやはりその一例となってしまいました。残念です。

資材を運搬するトラックの保険が間に合わない云々で5月の改修開始発表の直後からつまずいたのは知っていましたが、その後土曜日も夜10時まで作業可能なのでキャッチアップできそうだ等とも聞いたので、プールのある35階近辺の居住者にはいい迷惑と感じながらも何とか間に合わせるのかな?と思っていいましたが、案の定大幅遅延となった次第です。

作業内容と4ヶ月といった短い工期を聞いた際には、「本当に間に合うの?」と思い、何ヶ月もかかるのであれば、既に綺麗に出来ているのだからわざわざアルミニウムを大理石にしなくてもいいのではないか?と言った疑義を上げたのですが、「昨年既に総会で決まった内容だから。」と聞く耳を持って貰えませんでした。

しかしながら総会の際には区分所有者は工期等の詳細を知らなかった訳で、修繕内容詳細と工期の長さを聞けば翻意する人もいたのではないか?と思うのですが、改修プラン詳細は区分所有者に織り込まれる事なく開始となりました。

この様な経緯を振り返ると、今回の問題は管理会社のみならず楽観的な意思決定をした管理組合理事会にも責任は大きくあるのではないかと思うのです。

4ヶ月だったらいいだろう、という意見もありましたが、僕はどうせ遅れるだろうと思っていました。後出しジャンケンの様に詮無い事を今並べ立てても無意味なのですが、「プールの改修が始まったせいで、テナントから家賃の減額を要求された。」、「賃貸成約に至らなかった。」等の話も少なからずで耳にしたので、改修工事の前に区分所有者による投票を再度行うべきだったのではないか、と思っています。何れにせよ後の祭りとなりました。

本件に関しての関係者は極めて限定的なので、前回の「お知らせ」で留めようと思っていたのですが、2回目を書くことになるとは全く想定外でした。

困っている区分所有者、賃借人は多いと思いますので、1日でも早く終わって欲しいものです。

これに関連して、タイのコンドミニアムの管理体制はどうなっているのか?に関して、興味のある方も多いと思いますので、次回のブログで簡単に触れたいと思います。

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