airbnbを使ったパタヤの不動産賃貸投資の有効性 (その3) 

それでは改めて、
airbnbを使って実際どれぐらいの賃貸利回りが稼げるのか?
について追跡したいと思います。
Sea View~ 2 Bed Central Pattaya (市中心、海景、全新2房)のタイトルで掲載されているユニットを見つけました。
airbnb_base_central_pattaya
※airbnb掲載ユニット

The Base Central Pattayaとは記載こそされていないものの、プールの写真はあきらかにそれとわかります。タイトルが英語、中国語になっていますが、オーナーは台湾人の女性でお母さんと思われる人と一緒に写真が掲載されています。Airbnbのハンドルネームは、Donnaとなっています。中国系の人達の先見の明には感服です。早いです。勇敢です。素人がひとっ飛びでグローバルな蓄財に挑んでいます。今の時代、これが大事なのです。
アジア近隣諸国、特に香港、台湾、シンガポール、そして中国からの個人旅行客が急増する中、この広告は極めて有効と推測します。
2ベッドルームのお部屋ですが掲載されている部屋の写真を見るとオーシャンフロントンフロントではなく、A棟の奥側のユニットを分かります。
2bedroom
※ユニット写真
floor_plan
※ユニット位置(フロアプラン)
12~15階からはシービューとなりますので、平米単価95,000バーツ程で購入したと推察します。50㎡として4.75ミリオンバーツぐらいかな?
一泊当たりの宿泊費2,717バーツで設定されています。1ヶ月にすると81,510バーツに相当します。このままだと凄い利回りになります。これが民泊の醍醐味なのでしょうね?
勿論、毎日満室、人生バラ色等という夢のような話にはなるはずはありません。稼働率次第となります。マーケテイング力が重要になってきます。
手数料は別途にairbnbが設定していますので、2,717バーツをそのまま収入として扱います。稼働率と利回りの相関関係は次の通り。物件取得額は家電類購入費や諸経費を加え、余裕をもって5ミリオンバーツと設定します。
物件取得額 5,000,000バーツ
家賃収入
稼働率100% 81,510バーツ/月 978,120バーツ/年 利回り20%
稼働率90% 73,359バーツ/月 880,380バーツ/年 利回り18%
稼働率80% 65,208バーツ/月 782,496バーツ/年 利回り16%
稼働率70% 57,057バーツ/月 684,684バーツ/年 利回り14%
稼働率60% 48,906バーツ/月 586,872バーツ/年 利回り12%
稼働率50% 40,755バーツ/月 489,060バーツ/年 利回り10%
稼働率が10%下がると利回りが2%下がる、単純な図式です。
このユニットを1年契約の長期賃貸に成功したとして、家賃収入は35,000バーツ程と予想します。上記で示した稼働率で言うと43%程。これでも8.4%の利回りになり、バンコクの平均5~5.5%と比較しても良好な数値となります。
しかしビーチリゾートといったパタヤの賃貸市場ではこの長期契約獲得が困難なのです。パタヤ地域では約3、4の物件に日本人駐在員が集中しておりますが、The Base Central Pattayaの立地、間取りではまずそのマーケット獲得は不可能です。
ですので、最初から民泊狙いとなるわけです。ここには長期駐在者の数十倍サイズのポテンシャルがあります。
では、Donnaさんの民泊ビジネスの現状はどうなっているのか?
面白くなります。次回に続きます。

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