バンコク コンドミニアム リノベーション奮闘記 (その4)

先回のスケッチを受け取ってから経過する事2週間、設計図と3Dイメージが完成した、との連絡がデザイナーのPさんからありました。
先ずはメールで設計図がPDFファイルで届きました。全部で6枚あり、内装・家具を入れての設計図、配電図‥等がありましたが、全部並べて見てもそれほど面白いものでもないので、内装・家具を入れての設計図のみ掲載します。実物には詳細説明等の表記もありましたが、ここでは割愛致します。
※内装・インテリア設計図
furniture_plan
思った以上の出来栄えでした。Pさんは期待以上の能力を有しているデザイナーのようです。見た目で人を判断する事の危うさを改めて実感した次第です。
続いて、待望の3Dイメージをご紹介します。
これは、メールでは無く、PさんとPさんの旦那さんが拙宅まで足を運んでくれてのプレゼンとなりました。僕自身は都合が付かず、全権委譲の下、家内に対応してもらいました。旦那さんは10年以上前に流行った長髪を後ろで束ねたヘアスタイルで登場。テレビ関係の仕事をしているとの事。Pさんは英語が苦手なので、という理由で親切にも打ち合わせに同席してくれたのでした。こういう時、タイ人で親切な民族だな~、と改めて感じます。まあ、過信して裏切られる事も多々あるのですが…。
3Dイメージは、1メートル四方の段ボール紙に各部屋の写真が貼り付けられて渡されました。思った以上に作り込まれたデザインで、ポジティブサプライズとなりました。
バンコク コンドミニアム リノベーション奮闘記(その2)で掲載した改装前の写真と比較してみることにします。
※リビング ビフォー
living_before
※リビング アフター
living_after
※ダイニング ビフォー
dining_before
※ダイニング アフター
dining_after
※マスターベッドルーム ビフォー
master_bedroom_before
※マスターベッドルーム アフター
master_bedroom_after
※セカンドベッドルーム ビフォー
2nd_bedroom_before
※セカンドベッドルーム アフター
2nd_bedroom_after
如何ですか?
コンドミニアムを見て回ると派手な内装・インテリアのお部屋を目にする事が多くあります。中には、「ちょっとこれは…。」という悪趣味なものも珍しくありません。
そんな経験から、「大丈夫かな?」と危惧していたのですが、このデザインを見て、そういった心配は吹き飛びました。やり過ぎといった感じの部分もあったので、それらは後々修正をかけることにして、取り敢えずこのデザインをベースとした見積もりをしてもらう事にしました。
話は横にそれますが、弊社のタイ人パートナーにこの写真を見せたところ、「お前一体いくら使うつもりなの?」と聞かれたので、「部屋も大きくないし、70~80万バーツで収めたいね。」と答えたところ、「絶対、軽く1ミリオン超えるよ。」と鼻で笑われてしまいました。
彼はファミリーが経営するホテル、サービスアパート等の内装を手掛けた経験があるので、ここら辺の事情に精通しています。とは言え、僕自身は過去Tさんと組んだ仕事ではそんなにチャージされたことが無いので、「今回も大丈夫だろう。」とタカをくくっていました。
しかしその楽観的な見方が、後になって激震と共に見事に粉砕されるのでした…。

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