バンコク コンドミニアム リノベーション奮闘記 (その2)

こんにちは。ヨシダ不動産の吉田です。
今回リノベーションするSukhumvit Parkのユニット。再度物件概要を下記します。
物件概要
築年:1995年
所在階:27階
間取り:2ベッドルーム1バスルーム
広さ:67㎡
向き:北東角部屋

このコンドの平均平米単価は93,333バーツとなっています。某ポータルサイトからのデータですが、飽くまで販売価格の平米平均単価ですので、この価格で実際に取引されているかは不明です。他に適当なデータが無いので、これをマーケットプライスとして価格を算出すると次の通りとなります。
平均販売平米単価:93,333バーツ
予想販売価格:6.25ミリオンバーツ

※Sukhumvit Parkマーケットポジション
market_status_sukhumvit_park
立地はスクムビットソイ10。BTSナナ駅まで600メートル(徒歩8分)、アソーク駅まで670メートル(徒歩9分)。ロビンソンデパート、ターミナル21も徒歩圏内とロケーションとしては全く悪くありません。とは言え、日系関連施設は殆どなく、このエリアの日本人は少数派となります。
実際このコンドの住民は、構成比の多い順に、タイ人、欧米人、韓国人、インド人、他アジア人といった出身国マップとなっています。
前置きが長くなりましたが、今回リノベーションする部屋の様子を写真で見てみましょう。
※リビング&ダイニング
living&dining
※キッチン
kitchen
※マスターベッドルーム
mster_bedroom
※セカンドベッドルーム
2nd_bedroom
※バスルーム
bathroom
※眺望
view
築20年の物件にも関わらず小さいユニットです。この頃は1ベッドルームで100㎡超、2ベッドルームで150㎡超、3ベッドルームで200㎡超といったコンドミニアムが一般的でした。最近の市街地のコンドミニアムは1ベッドルームで30~50㎡、2ベッドルームで60~90㎡ぐらいが普通ですので、そんな未来を先取りしたと言えば聞こえはいいですが、当時では狭小住宅的な香りがしたものです。
良い点と言えば、
 リビング&ダイニングが広め
 オープンキッチンのレイアウトが良い
 素晴らしい眺望
等が挙げられ、
悪い点としては、
 エアコンの室外機がバルコニーを占拠している
 天井が若干低い
 マスターベッドルームの開口部が小さく暗い
等が挙げられます。
悪い点に関しては、ビル構造上の問題なので解決不能なのですが、天井はちょっと工夫ができそうです。
先回の欧米人女性テナントが退去してから、リノベーションを決意し、家具等を適当に動かしたので部屋の状態はカオスといった感じです。
これまでのリノベーション作業の経緯を説明したいと思います。
さかのぼる事が今年6月。いつも助けてもらっている内装業者のTさんに来てもらい、こちらの要望の説明を開始。その当時は徹底した全改装を行うべく高い理想を掲げていました。
細かく説明をしていると、「吉田さん。これは僕らだけでは対応するのが難しいので、知り合いのインテリアデザイナーに頼んだ方がいい。」との提言。
このTさんには、過去住居用コンドミニアムを一度、オフィスを2度、内装業務を手掛けてもらった事があり、付き合いも長く、僕としては十分な信頼を置いていた為、「それが良さそうだね。」と即座に同意。後日、そのデザイナーに来てもらう事にしました。
後日と言えば一定のスピード感がありますが、ここは常夏のタイランド。それから一か月も経ち、やっとデザイナーとの面会が適ったのでした。
このインテリアデザイナーPさん(女性)、非常に快活で明るいナイスなキャラクター。ニコンの高そうな一眼レフカメラで写真をバシバシ撮影開始。いろいろなコメントを加えていきます。但し、残念ながらタイ語オンリー。僕はタイ語がからっきしなので、Tさんに英語で通訳をしてもらいながらこちらの意思を伝えるのですが…。このTさんも英語はBマイナスといったレーティング(ごめんね、Tさん)。話は着実に且つのんびりと進みました。
果たしてどのようなデザインが完成するのでしょうか?
この続きは次回をお楽しみに!

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