バンコク賃貸募集はどうやるの? (その3)

前回のブログで、バンコクの不動産業者は横着なので極力業者側が手間をかけなくて済むような賃貸募集メールを送るように、との内容を殊更強調して書いています。

「そんなに怠けた仕事ぶりなの?」とにわかに信じられない印象を持った読者も多いと思います。業者によって対応にはばらつきがありますので全てがそうだとは言いませんが、全般的にはそのようなレベルだと理解下さい。

タイの会社(日系も含めて)と何らかのやり取りをした人であれば、問い合せしたが返事が来ない、担当者が電話に出ない、返信がめちゃくちゃ遅い等々を誰もが経験していると思います。いいも悪いも、日本人のスピード感からすると万事のんびりした国民性である事は間違いありませんので、当地で事を為すには何でも予想以上の時間がかかると思ってかかる方が、精神的に病むことも無いかと思います。

又、不動産業者によっては個々のオーナーとのやり取りが面倒なのでコンドミニアムは扱わない、嫌々扱う、といった業者は少なくありません。

確かにコンドミニアムオーナーはプロでは無いので、一棟もの賃貸専用アパートやサービスアパート(プロ業者)に比べて慣れていない人も多く、コミュニケーション等には手間のかかるケースが少なくありません。手取り足取り教えてあげなければ話が前に進まない、横柄な態度をとって連絡して来ない(結構多いです)等の問題に直面する場合も多々あります。

但し、コンドミニアムは一定の需要がありますので、その仲介無くしては他社との差別化はできません。賃貸専用アパート、サービスアパートは誰でも扱えますので、細かく部屋探しをしている人にしてみれば、何の目新しい物件も取り揃えていない会社と映るわけです。

同業者の僕にとっては不思議でなりませんが、その裏にあるのはキリスト教の7つの罪源とも言われる“怠惰”なのでは無いかと思っています。確かにプロ業者であるアパート、サービスアパートに比べて問題発生時の対処等には手間がかかりますし、その対処にオーナーとうまく連携が取れなければ業者自身が避難され責任を取らなければならない、というリスクも内在しています。

しかしながら、そのリスクをコントロールする労苦を惜しむ事もやはり怠惰なのでは無いかと思っています。

自画自賛になりますが、ヨシダ不動産では起業当時から他社と差別化できるコンドミニアムを積極的に仲介し、サービスコンドミニアムといった新機軸のサービスも展開してきました。

参照過去ログ:賃貸人気抜群のサービス付きコンドミニアム!

つい先日ヨシダ不動産に届いた賃貸募集メールで、添付されていた物件写真がほぼ完璧に怠惰な業者のニーズを満たしておりましたので、所有物件の貸出しを考えている読者の方への参考までに添付する事にします。因みに当該物件は完成したばかりのエッセアソークです。メール本文は掲載しませんが、必要事項はきっちりおさえられていました。





※賃貸募集物件写真集

ここまでやるの?という印象を持ってしまいますが、賃貸運用の勝者を目指す人は、「できる事は全てやる。やり過ぎは無い。」との心構えを持って臨むのがいいでしょう。

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