2018年度に選ばれた賃貸物件は? (その4)

ランクインした賃貸物件の解説を続けます。

再度リストを掲載します。尚、物件説明はコンドミニアムのみとし、サービスアパートは省く事にします。


※ヨシダ不動産扱い賃貸実績ランキング(2018)バンコク

Rhythm 42は2017年に引き続き2位にランクイン。2016年築ですから、完成後一挙にトップを伺うポジションに席巻して来たわけです。

ロケーションはエカマイ地区、スクムビット通りを挟んだ南側で、駅直結の大型商業モール“ゲートウエイ”に隣接しています。


※Rhythm Sukhumvit 42外観

この物件が完成するまでのエカマイはトンロー地区同様に北側を中心に発展していました。南側にビッグCのあるパワーモールや、マックスバリュのあるパークレーンなどがあるだけでなく、従来からの高級住宅地といった背景もあり住環境は南側よりずっと整備されていたのです。

その為、日本人が住むコンドミニアム、アパート等も駅近よりもエカマイ通り中央部に多かったのですが、ゲートウェイの2012年開業を契機に勢力図に変化が生じ始めます。駅にやや近いノーブルリビールやエカマイ通り隣のソイ61の駅近エリアに人気重力が移動していったのです。

それまで選ばれていたエカマイソイ10、12のレジデンスが古くなっていた事も相対的な要因となっています。

このエリアはトンローへ繋がり、高速道路へのアクセスもいい交通の要衝といった利点はあるのですが、反面交通渋滞が激しい事でも知られております。

但し、今年ドン・キホーテが開業し、その周囲には日系ディベロッパー合弁による多数の物件が開発中である事から、今後こちらのエリアは人気を取り戻して行くと思われ、その結果として、エカマイの人気エリアは今後駅近と中央部に二極化していくものと容易に推測できます。

参照過去ログ:エカマイに集結する日系合弁事業によるコンドプロジェクト

言葉のみの説明ではイメージが湧きにくいと思いますので、ランクインしたコンドミニアムのロケーションマップを作成しました。ご覧下さい。


※ヨシダ不動産扱い賃貸実績にランクインしたコンドミニアムのロケーションマップ


※エカマイ人気地区の二極化イメージ

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