2018年度に選ばれた賃貸物件は? (その3)

賃貸実績ランキングをテーマにしておきながら、前回まではコンドミニアム賃貸に力を入れている説明に終始し、ランクインしている物件の説明はおざなりとなっていました関係上、読者の皆様は少なからず違和感を抱いていたのではないでしょうか?

と言うことで、今回はランクインしている物件に関して解説を加えたいと思います。

再度、賃貸実績ランキングを記します。


※ヨシダ不動産扱い賃貸実績ランキング(2018)バンコク

サービスアパートしているランクインしている3件の内、Citi ResortとCivic Placeは同チェーンの複数物件の総合賃貸数なので、単独物件と比較するのは妥当ではありません。例えばCiti Resortはプロンポンに3件、トンローに1件の計4件ありますし、Civic Placeはトンローに計2件あります。純粋に単独でランクインしているサービスアパートはWoraの1件のみとなります。

そのような事情を考慮して、今回はトップ11まで示しています。11位には同着で5件が入っており、その内4件はコンドミニアムです。

選ばれているコンドミニアムの理解を深める為に、開発ディベロッパー名、築年、家賃、平米当たり月家賃の情報も加えました。

コンドミニアムですので1ベッドルームでの部屋の広さ、間取りは多種多様、自ずと家賃レンジにも幅があります。平米当たりの月家賃が目安になるかと思います。

物件によって選ばれ易い広さ、レイアウト、眺望に特色がありますが、詳細に踏み込んでしまうと1件について語るだけでも数ページに及ぶ記述となりますので、超ダイジェスト版で任意の物件を抽出して解説したいと思います。

第1位のQuattro(クワトロ)ですが、2013年から6年間ずっとトップを独走しているモンスター的超人気物件となります。さほど駅近ではありませんが、日本人居住区一番人気トンローの中心に位置し、利便性、住環境、お部屋の条件のどれもが日本人駐在員層が掲げる条件のストライクゾーンを的確に射抜いています。

過去何度か説明しましたが、日系企業の駐在員には会社から運転手付きの専用車が支給されますので、駅近にこだわらないという人は実際多いのです。


※クワトロ(Quattro by Sansiri)

1ベッドルームは55平米前後と余裕のサイズを確保。因みに2ベッドルームは75-80平米程あり、お子様のいないご夫婦や乳幼児のいるご夫婦世帯に人気があります。

因みにこのプロジェクト、プリセール時には平米単価13万バーツ〜といった価格でしたが、現在市場価格は平米25万バーツ〜とほぼ倍になりました。

家賃は1ベッドルームで5万バーツ〜、平米家賃単価1,000バーツとなりますので、プリセールで購入した人は利回り10%弱を得ながら価格が倍になったと言うわけで、何ともうらやましい話です。

サンシリはこのクワトロでラグジュアリーコンドミニアムの名前を確立し、その後もThe 39、98 Wirelessを開発し強固なブランド力を築いていきました。

下図はプラス・プロパティー社が発表したトンロー地区のコンドミニアムのキャピタルゲインをグラフィックで示しています。プラスはサンシリの子会社ですので提灯記事的な要素は否めませんが、数値そのものは正確です。


※トンロー地区コンドミニアムのキャピタルゲイン

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