アソーク通りの注目プロジェクト The Esse Asoke (その2)

前回に引き続き、アソークの注目プロジェクトThe Esse Asokeをご紹介します。今回はお部屋についてです。
立地には多少疑念の残る部分のある一方、建築関連に関しては全く申し分ないどころか豪壮なラグジュアリーコンドの風格をまとっています。さすが国民的ビールシンハの次世代ビジネスをかけたプロジェクトだけあって、面目躍如といった意気込みがひしひしと伝わってきます。
ハイクラス物件には欠かせない要素として、3メートルの天井高を確保しています。最近の高級プロジェクトでは目にするようになりましたが、まだまだ多くはありません。モデルルームを見てきましたが、やはり空間に余裕があり、37㎡の一番小さい1ベッドルームでも決して狭く感じることはありませんでした。
※リビング(1ベッドルーム 37㎡)
リビング
又、キッチンカウンターに続くダイニングテーブルは、小さな2人並んで座るスタイルのものが使われていますが、このサイズの1ベッドルームには妥当な選択に思えます。結果、十分なキッチンスペースとリビングエリアの確保につながっています。
※ダイニング・キッチン(1ベッドルーム 37㎡)
ダイニング
キッチンでは、大きくないものの深いシンクは使い勝手は良さそうです。ビルトインの冷蔵庫とオーブンレンジを備えていますが、戸棚かな?とドアを開けると実は冷蔵庫という仕組みになっており、大きなサイズも然ることながらキッチン家具と一体化した美観に感心します。このプロジェクト以外ではリッツ・カールトンレジデンスで採用されていたと記憶しています。2ベッドルームユニットでは、この大型ビルトイン冷蔵庫が2つも備えられています。常夏のバンコクでは冷蔵庫が大きすぎて困る事は決してありませんので、これには重宝する事でしょう。
玄関を入ると右手には洗濯機を格納するストレージとシューズクローゼットが設けられています。これも使い勝手が良さそうです。
玄関、キッチン周りのみならず、バスルーム入り口前に備えられた大型ビルトインワードローブの配置を見ても、生活動線に配慮した設計である事が見て取れます。タイのコンドもちゃんと進化を遂げているようで、ちょっと嬉しくなりました。
※ベッドルーム(1ベッドルーム 37㎡)
ベッドルーム
気になる点として、37㎡の小さな1ベッドルームはそうではありませんが、バスタブを備える大きなユニットのバスルームではガラス壁が採用されています。内廊下が一般的なタイのコンドミニアムでは、バスルームに開口部が無いのが普通なので、明るさを保つには悪くない発想かと思います。とは言うものの、一人専用でのベッドルーム使用であれば問題ありませんが、2人でとなると僕の見方は否定的です。タイのバスルームにはトイレもあるからです。いくらカップルと言えども、愛しのパートナーのトイレ風景までも見たいとは思えませんので…。明らかにこのスタイルは見た目重視の思慮深さに欠けた結論かと思うのですが、それにしてもこのガラス壁最近よく目にします。
※バスルームガラス壁(1ベッドルーム 46.5㎡)
バスルームガラス壁_46.5m
尚、この37㎡のユニットはバスタブを備えておらず、シャワーオンリーとなります。こちらは普通の壁が採用されています。
※バスルーム壁(1ベッドルーム 37㎡)
バスルーム壁
リビングに関しては特に特筆事項はありませんが、前述した通り37㎡の割には十分な広さが確保されています。
※リビング2(1ベッドルーム 37㎡)
リビング2
リビングに繋がるバルコニースペースは半畳程と小ぶりで、小さなテーブルと椅子2脚でいっぱいといった感じですが、建築面積にバルコニーも含まれ専有部分となるタイでは、これが望ましい結論だと思います。
間取図で見ると以下になります。
※1ベッドルーム37㎡、間取図
1bedroom_37m
ユニットのフロア配置は北向きと東向きがありますが、東向きの方がプライバシー感は高そうです。
※フロアプラン(11-32階)
floor_11-32f
17階のこのタイプのユニットで、販売価格は7.7ミリオンバーツとなっていました。尤もこのタイプのファーストセールは完売しましたので、リセール価格となります。平米単価20.8万バーツ。今どきのこのクラスのプロジェクトでは決して高くない価格との印象を持ちます。
尚、販売価格には次の内容が含まれます。
-ビルトインタイプの大型冷蔵庫
-ビルトインタイプの靴棚
-ビルトインタイプのエアコン3台
-ビルトインタイプのオーブン&電子レンジ
-カーテン
2ベッドルームのモデルルームも見ましたが、思わず欲しくなる出来栄えです。リビングを真ん中に、右手に主寝室、左に副寝室の配置で、どちらも3メートルの天井高に広い開口部が設けられています。
間取図は次の通り。
※2ベッドルーム75.5㎡、間取図
2bedroom_75.5m
北西角、北東角の2ユニットが各フロアにあります。通常であれば、北東角が選ばれますが、開けた眺望、他のユニットから見られないプライバシー感から北西角に軍配が上がります。
※フロアプラン(35-42階)
floor_35-42f
40階で両方のタイプが売りに出ています。北東角はファーストセールなので価格がまだおさえられています。すぐに売れるでしょう。
40階北東角 17.79ミリオンバーツ 平米単価235,629バーツ
バンコクの都心部で購入できる超高層階の2ベッドルームの価格としては値ごろ感があります。あと数年経てば、「あの時安かったから、買っておけば良かった。」と思う時が来るのではないかと思います。
40階北西角 18.875ミリオンバーツ 平米単価25万バーツ
リセールなので北東に比べて割高ですが、うっとりするようなパノラマシティビュー、人生の勝者になったような気分が味わえます。
シャンペンでも片手に如何ですか?
ヨシダ不動産のHPでプロジェクト詳細を見る。

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