スクムビット日本人居住区賃貸事情 プルンチット、チットロム(ルンピニ地区)篇

とんかつの“まい泉”といえば日本では有名どころです。タイには日本人居住区のトンローにあるJアベニューというモール内にあるのですが、初めて行ってきました。
まい泉といえばかつサンドが有名ですが、僕自身特にかつサンドをこよなく愛していて、販売している場所を見つければ必ずといってよいほど購入していました。しかし考えてみれば定食等を食べた記憶がなく、今回はとんかつ定食としては初トライを決行しました。
せっかくだから上質なものをということで、黒豚ロース定食を注文。500バーツ近い値段ですのでバンコクのとんかつ屋さんでは最も高いのではと思います。
出てきたのは大食漢の僕には辛いなと思えるボリュームでかつも薄めでした。日系でもっと安くて厚くボリュームのあるとんかつ屋さんが脳裏に浮かびます。
一口目。とても旨いではないですか。次にライス。こんな旨い米、バンコクでは自分ランキング1位でした。普段お代わりをしない友人もライスをお代わりしていました。これだけ旨いとんかつ定食。料金が高くても納得というか頭が下がる思いでした。
タイ人の食習慣は少な目の量を何回かに分けて食べる傾向があり、一皿の量は少なめのお店が多く、その影響で日系のお店でもライスは少なめに提供される場合が殆どです。いつも物足りないと思っていたのですが、このとんかつとご飯の味、そして少なめに提供されるご飯であれば、一切れご飯1杯は可能で計5杯は食べられそうです。
この近くには名古屋の有名店“矢場とん”もオープンしていますので楽しみは尽きません。
さて今回はルンピニ地区の中でもプルンチット、チットロムそしてラチャダムリの日本人賃貸事情を説明いたします。
この周辺は有名高級デパート、店舗がひしめき合っており、伊勢丹もこの地区にあります。よって平米単価は築年数の古い物件でなければ軒並み20万バーツを超えています。
日本で言えば渋谷周辺、六本木麻布、代官山あたりと捉えてください。
駐在員の中心は欧米人となり、日本人も住んではいますが、数はアソーク~エカマイと比較すると10分の1程度と思われます。
フジスーパーはありませんので車かBTSで向かう形となります。
よくブログ上でスーパーを例える場合にフジスーパーの名前を出しますが、それほどこの周辺に住むことは多いということです。そして日本人学校の送迎に便利ということでアソーク~エカマイまでに日本人は集中しています。
住まわれる方はどんな方?
① シーロムのオフィス街に勤務されている方は、日本人居住区との中間地点になりますので通勤と利便性が兼ね備えられます。
② 日本人が多くない立地を望まれる方。
③ 海外慣れした方。このような方であれば特に日系スーパーが無くとも問題は無いようです。また欧米人が多い地区ですのでお子様をインターナショナルスクールに通わせている場合もこの地区を好む方がおります。
④ 日本人学校に通うお子様がいない家庭
⑤ ハイソな暮らしをしたい方。
家賃的には日本人居住区と同等といえると思います。ただ購入の際は最も地価の高い地域の一つですので、それなりの金額となりますが、東京だろうがどこだろうが価格の高い地域でも必ず「えっ」と言ってしまうような相場より安い金額の物件があると思いますので、今後探していきたいと思っております。
代表的コンドミニアム
1998年の竣工より人気が絶えないのがALL SEASONS MANSIONで同敷地内にオフィス棟、ホテル棟があります。ホテルは高級ブランドのCONRADです。この周辺オフィス区の中心であり近隣には数々の大使館が建ち、日本大使館もこの地区周辺にあります。
高級コンドミニアム
ラチャダムリの2件BAAN RAJPRASONはサービスアパートも併設しており共に高級路線です。HANSERはエレベーターを降りると玄関ドアが無く、そのまま室内へ入れる物件で、全体的に高級感漂う造りとなっております。
1ベッドルームでも家賃6万バーツ前後からとなりますので、日系の平均予算からすれば高額な設定です。
2ベッドルーム以上では10万バーツ前後となります。
ランスアン通りのQ LANGSUANは、この地域のコンドミニアムでも日本人が多い物件ですが、林立するビル群の中に建っており眺望は期待できません。渋滞有名地域でもあります。
比較的リーズナブルに借りられるのは、ラチャダムリ駅近くのTHE RAJDAMRIで、スタジオであれば3万バーツ以内でも部屋があります。
有名どころではATHENEE RESIDENCE。こちらもホテル、オフィス棟がありアメリカ大使館にも近いことから欧米人が目立ちますが、日本人も住んでおります。
レベルの高い内容を持ちながらリーズナブルに借りられるのは、ADDRESS CHIDLOM等が挙げられます。日本人も多く住みますが、それでもプロンポン周辺に比べれば少数派となります。
この地域全体的に、ルンピニ公園が近いのでジョギング派の方はその周辺を走っているようです。
どの地域のブログ内容においても一部物件しか列挙していません。この地域では日本人居住率は高くなくとも幅広く分布しているのも特徴といえると思います。また賃貸に出す場合も幅広い国の方々への対応が必要です。
旅行者のおなじみの駅としてはSIAM、日本語表記はサイアムと読まれていますが、タイ的にはサヤ―ムと言います。PARAGONの高級デパートやタイ人たちの買い物、遊びの中心地となります。有名ホテルも林立しており、86階建てのバイヨークスカイホテルもこの地域です。この周辺には駐在者が住んでいる姿は殆ど見かけません。
バイヨークスカイ
※ バイヨークスカイホテル
SIAMも含めればかなりの数のコンドミニアムがあります。特にこの地域は高層物件が目立ちます。
特に高額物件が多いのでタイ人オーナー自ら住んでいることも殆ど無く、物件の部屋全てが賃貸用の投資物件といえるでしょう。
次回はオフィス街でもあり歓楽街でもあるシーロム周辺を最後にこのテーマを締めくくりたいと思います。
写真集
オールシーズンズ
※ ALL SEASONS MANSION
バーンラチャプソン
※ BAAN RAJPRASON
ハンサー
※ HANSER

※ Q LANGSUAN
ザラチャダムリ
※ THE RAJDAMRI
アテネレジデンス
※ ATHENEE RESIDENCE
アドレスチットロム
※ ADDRESS CHIDLOM

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