プーケットでは買い得物件がザックザク (その1)

一向に収束の兆しが見えないどころか更なる深刻化が続くコロナ禍で低迷が続くタイ不動産市場ですが、その反面魅力的な物件が大バーゲン価格で売り出されています。中にはとてつも無い値引き価格で出ている物件も少なく無く、追跡してみるとそういった物件は足が早く、バーゲンハンターの抜け目ないか暗躍ぶりが肌で感じられます。

7月1日からサンドボックスと称して、ワクチン摂取証明書を持つツーリストを対象に隔離無しでの入国プログラムを推進しているプーケット。世界に名だたるビーチリゾートとして世界中からの観光客で賑わっていましたが、コロナ後観光業は壊滅、もっとも人通りの多いパトンビーチ周辺においても、現地のタイ人数人を除いて人影が全く見られない閑散ぶりとなっています。

参照リンク:サンドボックスとは?

4月の始めに家族と共にプーケットに1週間ほど滞在しましたが、どこに行っても外国人観光客の姿などはかけらも無く、パトンビーチ周辺の土産屋のみならず、レストランやコンビニ等もほぼ全て閉まっていました。廃墟の街、といった言葉が相応しい程の没落ぶりを目の当たりにし衝撃を覚えました。

エメラルドグリーンに輝く海の美しさは全く変わる事なく、人がいない為浄化が進んだのか、以前よりも一層美しく見えた次第です。

海外不動産物件、特に海外からの買い手が多い国の物件に関しては、主要都市の市場が風邪を引けばリゾート物件は肺炎にかかるというのは月並みな言い方になりますが、タイにおいてはバンコクが主要都市、パタヤ、プーケット等がリゾート物件に当たります。

リゾート地の不動産は投資目的以上にセカンドハウスとして買われるのが一般的で、自ずと買い手は富裕層に限定されてきます。又、不動産市場は海外旅行市場とも深い相関関係を持つ、と言うよりほぼ直結しており、観光地としての人気の高さが不動産価値を高めます。まあ、当たり前と言えば当たり前の話です。

パタヤであれば東部経済回廊の中核都市としての機能もある事から、観光目的ではなく、近隣の工場等で働くエクスパットの賃貸需要も見込めますが、ピュアなビーチリゾートのプーケットやサムイではそのような需要がありませんので、不動産市場の打撃はより深刻なものとなります。そして、それは現行の市場に如実に現れています。
本題前のウンチクはこのぐらいにして、どんな物件があるのか見ていきたいと思います。

1件目は、ビラ(一軒家)で、プーケット島ラワイ地区のビーチフロント物件。土地面積は385平米、建物面積は231平米。当初は40ミリオンバーツで売り出したものの売れない為、28ミリオンバーツまで値下げされています。


※ラワイ地区、ビーチフロントビラ

写真を見ただけで夢心地になるような物件、海好きの僕にとってはまさにドリームホーム。時間があれば見に行きたいのですが、あいにくバンコクは感染警戒地域でロックダウン実施中の為、プーケットに行くにはワクチン接種証明とPCR検査による陰性証明書が必要になります。タイ国内に住んでいても、平常時のように、飛行機に飛び乗って、というわけにはいかないのです。

とは言うものの、上記のようなバーゲン物件はまだまだあり、また不動産市場がボトムアウトするまでには時間がかかることは明白なので、急ぐ必要は無さそうです。

急いては事を仕損ずる。ここしばらくはじっくりプーケットを攻略していきたいと思っています。

 

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