プーケットでは買い得物件がザックザク (その2)

前回は大幅にディスカウントされたラワイ地区のビーチフロントビラを紹介しました。大幅値引きと言え28ミリオンバーツは日本円で9,800万円。1億円弱のこの物件価値をどう見るか?プーケットの相場、島内の地の利(ラワイ地区なんて言われてもわかりませんよね?)、ビーチフロントの希少性等々の知見を深めない事にはなんとも測り難いと思います。

又、それ以前に、外国人の所有が条件付きで認められているコンドミニアムならまだしも、外国人が土地を所有できないタイで土地付き一軒家に当たるビラを買っても大丈夫なの?という疑問がタイ不動産に詳しい読者の皆様であってしても脳裏に過ぎるものと思います。

それでは、先ずそこら辺の話からする事にします。

所有できない土地付き一軒家ですが、パタヤ、プーケット、サムイでは欧米人を中心に多くの外国人が購入して住んでいます。何しろグレーゾーン取引となりますので、詳細の説明は避け、ざっくりした内容にとどめます。

外国人名義では土地の登記できませんので、タイ法人を設立して法人名義で登記します。但し、タイの現地法人はタイ人が過半数の株を所有しなければ設立できませんので、タイ人名義の株主が必要になります。取締役は実質的な外国人購入者のみの名前を登記して、サイン権を握ります。完全とは言えませんが、ほぼ例外なくこのカラクリで購入&所有しているのが実情です。

但し、事業に直接関係のないタイ人の名義を借りて会社を設立する事自体に対しての制約は過去に比してずっと厳しくなっていますので、「どうしても欲しい。」と言う事で無い限りはお勧めしません。

現地で親交を深めたタイ人の名義で買う、と言う人も少なからず見受けますが、これはそれ以上にお勧めしません。将来はその人にくれてやる、ぐらいに考えているのであれば別ですが・・・。

又、コンドミニアムにおいても、タイ人枠の物件価格の方が非常に安い事から、会社を設立して安く買うといった人も欧米人を中心に見受けますが、これもやめておくのが無難です。グレーゾーン所有権の問題もありますが、転売する際にタイ人のみが対象となる為苦戦するからです。

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