パタヤの日本人テナント (その2)

駐在員世帯以外のテナント候補層としては、長期滞在者が挙げられます。

パタヤフリークというとどうしても堕落したイメージが付きまといますが、確かにそのような人も中には見受ける事は否めないものの、そのテナント層は実に多様化しています。

因みに、ヨシダ不動産はバンコクでの駐在員賃貸を中核にしてビジネス展開していますが、だからと言って遊び目的でタイのセカンドハウスに居住する人達を、その下に位置付けるような発想は微塵もありませんので、誤解なきようにお願いします。

そういった中長期滞在者の中には富裕層に属する人も決して少なくありません。そういった人達は、ヨシダ不動産のお客様においてもそうなのですが、コンドミニアムを購入して居住するケースが多く、貸し手になる事はあっても借り手になる事はありません。

タイにおいては、一定の条件を満たせば、リタイヤメントビザ、タイランドエリートビザ、観光ビザで長期の滞在が簡単にできます。

金持ち父さん的に言えば、若くして経済的自由を手に入れて、頻繁に日本〜パタヤ間を頻繁に往来している人も少なく無いのです。僕自身にも数なからずそういった知り合いがいますが、興味深い人生経験をしている人が多く、一緒に食事等をしながら話をすると刺激的な時間をおくれます。

既に完全にリタイヤをした、富裕層とまでは行かないが時間的に自由がきく、といった人達がパタヤにおけるテナント候補になります。但し、1年中いるという人は少数派に属しますますので、年単位で借りっぱなしにする、又はその都度月単位で借りる、といった2つのケースに別れます。

その際に選ばれるのは、やはりパタヤ中心部のコンドミニアムとなるのが一般的です。ビーチリゾートなので、閑静なビーチエリアでのんびりとリゾートライフを満喫したいというイメージを抱くものの、郊外に住んでしまうと、買い物、外食や仲間内でゴルフに行くといった際にはどうしても車やバイク等の独自の移動手段が必要になります。又、現地の知り合いとパタヤ中心部に飲みに行く、という機会も少なく無いでしょうから、その際にはやはり不便を感じます。パタヤでも酒気帯び運転はご法度ですよ〜。

そういった人達に選ばれる物件としては、ベースセントラルパタヤ、セントリックシー、グランドアベニューレジデンス、シティセンターレジデンス等が挙げられます。買い物する、食べに行く、飲みに行く、等の生活利便性が高い、グレード感が他に比べて高くファシリティが揃っている、等が選択基準となっています。1ヶ月の家賃は、1.5〜2.5万バーツ(5〜8.5万円)がボリュームゾーンになります。

※ベースセントラルパタヤ

話は変わりますが、最初はバンコクにセカンドハウスを借りて住み始め、その後でパタヤを知り、バンコクから転居するというケースは非常に一般的です。遊び目的でバンコクに住み始めても、まわりの知り合いは皆仕事をしているので暇を持て余してしまいます。パタヤであればゴルフ場もたくさんありますし、ビーチでのんびりする事もできます。昼間から空いているバーにも事欠きませんので、バンコクよりも充実した生活というか、より目的に叶ったライフスタイルを手に入れる事ができるのです。

株のトレーダー、IT業務関連等、インターネットがあれば完結してしまうようなリモートワーカーには、ある意味理想的なの場所では無いでしょうか?

但し、ビーチリゾート以上に歓楽街で名を馳せている土地柄なので、誘惑も多く、身持ちを崩しやすい生活環境である事は確かです。世界一邪悪なビーチと称されるパタヤ。欲すれば金ですべてが満たされるパタヤかな、と一句読みたくなるような底無しに自由な側面があります。それだけに周囲に流され易い人には大きなリスクを伴いますので、ある程度の自己管理が出来ない人には全くお勧めしません。

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