出回り始めた投げ売り物件(その2)ロフト・アソーク

今回紹介するのは、The Lofts Asoke(ロフト・アソーク)の2ベッドルームです。


※The Lofts Asoke、販売広告

販売ユニットは、21階、2ベッド2バス、85.4平米、北東角部屋、12.4ミリオンバーツ(平米単価14.5万バーツ)

この価格を見た時は衝撃でした。「買いたい。」という欲求が湧き起こる程です。

ディベロッパーはレイモンランドで、レイクス、ミレミアム・レジデンス、185ラチャダムリ等、数々のプレステージなプロジェクトを手掛けてきた会社です。現在はソイ26で東京建物と合弁でエステルを建築中です。

同社のロフトシリーズはエカマイにThe Lofts Ekkamaiにありますが、駐在員の賃貸人気も上々です。

天井高は3〜3.1メートルのラグジュアリー仕様で、デュプレックスユニット等の豪華ユニットの設定もあり、海外及びタイ人富裕層には人気のあるプロジェクトです。

それにしても85.4平米で12.4ミリオンバーツというのは衝撃的な価格です。平米単価は前回紹介したエッセ・シンコンプレックスの半分程。エッセのようにペッブリー駅直結ではありませんが、距離にして200メートル強ですので、条件は大きく変わりません。物件グレードは若干及ばないものの、十分なラグジュアリー物件です。


※MRTペッブリー駅周辺のコンドミニアム地図

近辺にはQアソークがあります。こちらは築5年程になりますが、売り出し平均平米単価は約20万バーツ。この地域の利便性と将来性は前回のエッセ・シンコンプレックスと相違はありません。

広告にはプリセールプライス19.2ミリオンバーツからの6.8ミリオンバーツ(約2,300万円!)の値下げと書いてあります。

広告を掲載していた不動産業に問い合わせてみると、このユニットはタイ人区分ユニットになるとの事でした。又、レイモンランドのHPを確認すると、平米単価15.6万バーツ〜でまだ在庫販売を行っている事が分かりました。

推測するに、転売を希望している現オーナーのプリセール購入価格19.2ミリオンバーツは嘘なのではないかと思います。これまた推測になりますが、タイ人価格のVVIPセール等で相当安く買っており、それ程の損切りしていない、又は損切りすらしていないのかも知れません。

このユニットであれば月額7万バーツ以上の家賃で貸せますので、6%以上の利回りは確実に稼げそうです。但し、タイ人区分での購入は売却の時に苦戦する可能性がありますので、その点はお忘れなく。

ディベロッパーのHPでこのユニットのバーチャルモデル図が掲載されていましたので、リンクを貼っておきます。
ロフトアソーク、2ベッド2バス、85.4平米(バーチャルイメージ)

間取り、眺望共に申し分なく、タイ人区分のデメリットはありますが、この価格であれば買いのユニットです。エリア的には今後の開発で大きく恩恵を受け、大化けする可能性がある点もいいですね。

余談になりますが、日本のマンションサイトでもよく目にする4K3Dスキャナー“Matterport”の表現力は革命的に感じます。コストはそれなりにかかるでしょうが、ディベロッパーにとっては、HP上でモデルルームを見せる上でのスタンダードになり得るのではないでしょうか?

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