プーケットでは買い得物件がザックザク (その5)

のんびりとプーケット不動産をテーマに書いてきましたが、これまではプーケット島のエリア解説に終始してきましたので、そろそろ物件の紹介に入りたいと思います。タイトルで期待させておいて、やっとかよ、と思われる読者も少ないでしょう。決して勿体ぶって焦らしてわけではなく、先ずざっくりと土地勘をインプットして頂くのが重要と考えてのことです。

再度、プーケット島マップを掲載しますので、そちらを参照しながら物件を見ると便利かと思います。


※プーケット島エリアマップ

バンタオ地区(Bangtao Beach)の物件

・3ベッド3バス、ビーチフロントアパートメント 9.8ミリオンバーツ

プーケットの相場を知る人であれば、この価格は驚愕に値するのでは無いでしょうか?道路を挟まないビーチフロント物件の希少性は非常に高い上に、人気のあるバンタオビーチの立地。しかも隣には、最高級ブランドリゾート、アマンプリ。アマンと言えば、アマン東京、そして開発中の虎ノ門・麻布台プロジェクトのメインタワー最上階に登場するアマン・レジデンスが日本では話題となっていますね。リッツ・カールトンやフォーシーズンは知っているけど、アマンは聞き覚えがない、という人も多いかと思いますが、インドネシアのバリ、スラバヤでは、そのパーソナライズされた優れたサービスで、世界のセレブには定評のあるリゾートとして一歩先んじていました。そして、プーケットのアマンプリはアマングループ最初のリゾートとして開業した歴史があります。

Bangtao Beachfront Villa (Lease)


※バンタオ地区3ベッド3バスアパートメント、9.8ミリオンバーツ

販売広告によると、早く売り切りたいので12.8ミリオンバーツだった価格を9.8ミリオン(3ミリオンバーツ)に値下げした、との事。このロケーションで正真正銘のビーチフロントであれば25〜30ミリオンバーツでも決しておかしく無いのですが・・・。

実はこの物件、Protected Leasehold(借地期間延長保証付き定借物件)といったタイトルになっており、30年の借地期間終了後は延長保証します、という事なのですが果たしてどうでしょうか?契約書を読み込み、契約が成立しているが明確に理解しておかないとリスクが高い物件、と考えていいでしょう。

既に築15年ほどらしいもで、15年後に借地権更新となります。このバーゲン価格のもう一つの理由は、管理費がかなり高めに設定されている点です。未確認ですが、通常のコンドミニアムの数倍に設定されているらしいのです。

9.8ミリオンバーツまで値下げされているのには市場原理の中での明確な理由があるでしょうから、なかなか素人には手が出せない?といった印象を抱いてしまいます。とはいいながら、値下げ後は買い手がすぐに着いたらしく、その意味ではこの価格帯であればやはり魅力の高い物件だったのでしょう。

実を言えば、僕自身もこの物件に興味を持ち、英国人の業者にコンタクトしたのですが、既に買い手がクロージングに入っていた経緯があります。その後、事あるごとに同エージェントから物件情報がちょくちょく入るようになりました。全体的に市場が冷えている現状、顧客獲得への一方ならぬ奮闘ぶりが垣間見えます。うち(ヨシダ不動産)も頑張らなきゃ、と改めて感じるところです。

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