2019年度バンコク賃貸ランキング (その1)

新型コロナ禍からの正常化はまだ道半ばではありますが、日本とタイにおいて感染拡大は収束しつつあります。タイ政府の発表では、19日の新規感染者は2 人、累計3,033人、死亡56人、治癒済み2,857人。日本との人口比が半分である事を考慮しても、優秀な結果を収めています。バンコクとその近郊では、累計感染者数1,705人。人口約1,500万人と過密な首都圏においても高度に管理されたと言えるのでは無いでしょうか?

この流れであればそろそろ海外からの渡航も緩和されるだろうと思っていた矢先、つい3日程前に渡航制限を6月一杯延長との政府発表、それに続く形でタイ航空の経営破綻が報じられました。「こりゃ6月もまたダメだな〜。」とガッカリ。まだ辛抱は続くようです。

低迷する不動産市況も気になるところですが、大騒ぎになっている割には、先回のブログでも書いた通り、今のところ価格への大きな影響は出ていないようで、これまた当初から予想していたところでもあるのですが、大きな値崩れが起きるとしてもまだ先の話となりそうです。

価格が大きく動き始めたら、改めて報じていきたいと思います。

バーゲンチャンスをものにしたいと虎視淡々狙っているハンターの皆様は、底値買いを成功させる為にも、今しばらくはバンコク不動産の正しい知識武装をする事をお勧めします。

ヨシダ不動産の2019年度(2019年4月〜2020年3月)賃貸統計数値が手元にありますので、競争他社に知られても差し支えない程度にご紹介したいと思います。

物件タイプ別賃貸実績

既に本部ブログの読者であれば、知悉事項かと思いますが、バンコクの賃貸物件はコンドミニアム(分譲マンション)、サービスアパート、アパート(賃貸専用マンション)に大別されます。

2019年度は、
コンドミニアム 61.8%
サービスアパート 21.6%
アパート 17.6%
の内訳となりました。


※物件タイプ別賃貸実績(2019年度)

コンドミニアムの割合が突出しているのは、ヨシダ不動産の特徴かと思います。

地域別賃貸実績

地域別の賃貸実績では、
スクムビット:アソーク〜エカマイ地区 83%
スクムビット:プラカノン以東地区 9.4%
シーロム・サトーン/ルンピニ地区 6.3%
その他 1.4%
となり、従来から変わらず日本人居住区とも呼ばれるスクムビット中心部が圧倒的なシェアを占める結果となっています。スクムビット:プラカノン以東地区は若干増加、シーロム・サトーン/ルンピニ地区は減少で推移しています。
その他ではラマ9世〜ラチャダ地区の物件が多くを占めています。

この辺の割合はどの日系賃貸業者も似たり寄ったりといったところかと思いますが、ヨシダ不動産では日系企業の駐在員が顧客層の大半を占めていますので、スクムビット中心部の割合は他社より大きいかも知れません。


※地域別賃貸実績(2019年度)グラフ表示


※地域別賃貸実績(2019年度)マップ表示

次回は物件別のランキングを見ていきたいと思います。

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