民泊使用のコンドオーナー逮捕 (その2)

前回の補足になりますが、物件により力の入れ方にこそバラツキはあるもののコンドミニアムの管理事務所も種々の対応を取るようになって来ました。
下の看板のような警告は多数のコンドミニアムのロビーで目にするようになりました。


※民泊禁止の警告看板

民泊使用をしている区分所有者はこのような事は熟知している確信犯ですから効果は感じられませんので、利用者に心理的打撃を与えるのが狙いでしょうか?

但し、利用者の方はコンドミニアムの民泊使用が違法行為であるとは知らないでしょうから(中には確信犯もいるでしょうが)、むしろ被害者の立場になるかと思います。

警察も利用者を逮捕する事まではしないにしても、誰から借りたんだ?等の事は根掘り葉掘り聞くでしょうから、そのような尋問を受けるだけでもいい迷惑でしょうし、もしそこに宿泊できなかった場合、自力で他の宿泊先を確保する必要に迫られたりするわけで、土地勘の無い海外旅行客にとっては酷い話以外の何ものでもありません。

因みに写真の看板を見ると、英語表記では「ホテルでは無いのでデイリー、ウイークリーの滞在は駄目ですよー。」といった内容に止まっていますが、中国語表記では、「1年以下の禁固刑、2万バーツの罰金、及び1泊毎に10,000バーツの罰金が科せられる。」みたいな事が書いてあるようです。(中国語はできないので推測になりますが、間違っていたら教えて下さい。)

つまりは民泊ビジネスの大半は中国人絡みと捉えているという事なのでしょう。

利用者はそのような罪に問われないでしょうから、やはり区分所有者への警告なのかな?

最近では、コンドミニアムの管理事務所もそれなりの対応を行うようになっております。僕の住んでいるコンドミニアムでは、ツーリストと思われる人達が入って来ると、ユニットのオーナーもしくはテナントか聞き、短期宿泊のツーリストである事が明確になると、1万バーツの罰金をオーナーに課しています。罰金が支払われるまでセキュリティカードキーを使えなくする等の措置を取りますので、利用者にとってはやはり迷惑な話なのですが・・・。

下の写真は、ツーリストである事が明確になったので区分所有者に罰金を課する旨の許可を要請する、といった内容のメールです。僕はこのコンドミニアムの管理組合の理事をしているので、メールが送られて来たわけです。


※管理事務所マネージャーからのメール

勿論、僕は即座に許可しました。

民泊禁止の監視と罰則執行は、コンドミニアムの管理事務所と警察が連携して強化の方向へ向かっている事から、今後は減少して行くものと期待しています。

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