バンコクの最高級コンドミニアム、98ワイヤレス(その2)
何でもサンシリ社はこの98ワイヤレスをセカンド・フラッグシップ・プロジェクトと位置付けているとの事。それでは、ファーストは何だったの?と聞いてみると、ビーチリゾートであるホアヒンで27年前に売り出されたバン・カイ・ムク(Ban Khai Muk)がそれに当たり、7ミリオンバーツで販売されたユニットが現在80ミリオンバーツの値が付いているそうです。この物件を購入した人はさぞや財をなした事でしょう。羨ましや。
※バン・カイ・ムク
ー外観ー
ワイヤレス通りに面したメインイントランスは、品のいい石灰岩の外塀にエレガントな鉄製の門扉が設えられており、中世のヨーロッパ的なイメージを醸し出しています。
※メインイントランス
この門扉は王宮はじめ有名建築の鉄細工を手がけるタイの名門Chuchakが手がけたとの事。
ヨーロッパの5スターホテルのような車寄せには何気にベントレーが駐車されていますが、実はこれ居住者専用のリムジンサービスに使用されます。2ベッドルームのオーナーは月2回、3ベッドルームのオーナーは月3回まで無料で使用できるそうです。もちろんショーファー付きで、1回あたり3時間まで。
※車寄せ
※ベントレー
「お客様が到着するので、空港でお迎えしなさい。」といった感じで使用できるのだそうです。ハイソですね〜。
因みにこのベントレー、ブリティッシュレーシンググリーンに塗装された特注品で国内に1台しかないそうです。
ー共益施設ー
—グランドフロア
ロビーに足を踏み入れると格調高い螺旋階段が先ず目につきます。何とも映画から飛び出してきたような景観が広がります。ロビー吹き抜けは23メートルもあります。エントランス上のトーム型の天井は、アメリカのハイドパーク・モールディング社によるもの。
モーツアルトの音楽が聞こえてきそうなレセプションは、エンバシーホールと名付けられ、各国大使館が並ぶこの地区を意識したネーミングとなっています。
デスクにはコンシルジェサービスのスタッフが常駐しており、居住者のあらゆるニーズに応えます。ただの管理事務所の人ではありません。ライフ・コンシエルジェサービスで高名なイギリスのQuintessentially社がその役を担っています。このサービス提供には多額の契約金を支払っているようで、最初の3年間はサンシリ社が負担する為無料となりますが、その後は各邸の居住者が任意での個別契約になるそうです。
※エンバシーホール
ガンプラウンジと名付けられた居住者専用ラウンジの外側には、池が併設する庭園エンバシーテラスがあります。
※エンバシーテラス
因みに池に水を吐き出しているライオンの頭は一個の石灰岩から掘り出して作った特注品だそうです。
エントランスホールやレセプションエリア他の共益エリアの内装はラルフローレンリビング社が手がけており、置かれている調度品は全て本物のヨーロッパ製アンティークが使われています、
—2階
2階には会議室付きビジネスラウンジのステイトラウンジとティーラウンジとなるウイタユティールームが設けられています。
長くなりそうなので、さらっと3階に参ります。
—3階
プルンチットスパ
スパとマッサージルームになります。居住者がお抱えのエスティシャンを呼んで、トリートメントを受けることができます。お抱えがいない方は、コンシエルジェサービスが手配してくれます。
※プルンチットスパ
スイミングプールとジャクジー
31メートル長のプールに大型ジャクジーが併設されています。水はオゾンシステムを使ってお肌に優しいものに浄化されています。
※スイミングプール
他にも最高グレードの機材を備えたフィットネスルーム、多目的エクササイズルーム、キッズルーム、ネイルサロン、スチームサウナなどが完備しています。
といった具合に、各設備が妥協のない贅を尽くしており、セカンド・フラッグシップ・プロジェクトと位置付けたディベロッパーの本気度が如何なく伝わってきます。
次回はお部屋関連の紹介となります。