プーケットでは買い得物件がザックザク (その4)

バンコク、パタヤ地区の不動産状況の低迷が続き、市場変化の兆しが見えない中、プーケット不動産に関してのんびりと、と言うよりやや間延び状態で書き綴っている間に、裁判所によってアシュトンアソークのビルディングライセンス取り消しの判決が下される、中国の恒大集団が経営危機に陥る、等々のハプニングが発生しました。全く違う次元の問題なのですが、アシュトンアソークはヨシダ不動産でも販売を手がけたプロジェクトでもある為大いに気になるところです。又、恒大集団問題の背景にある中国政府による不動産業界への締め付け政策は、バンコク不動産の外国人バイヤーの半数を占める中国人投資家の心理に大きく影響する筈ですから、ミクロとマクロといった違いはあるものの、バンコク不動産市場には重要事項であると思っています。

機会があれば、ニュースバリューが失われる前に当ブログでも触れたいとは思っていますが、果たして如何なるやら?保証の限りではありませんので、悪しからず。

前回に続き、プーケットのエリア解説を続けます。

再度プーケット島の地図を参照下さい。


※プーケット島エリアマップ

パトンビーチから南下し、大きな丘陵を超えるとカロンビーチになります。真っ直ぐ伸びた長いビーチが特徴で、海沿いにはビーチロードが走っています。ビーチロード沿いには、ホテル、飲食店、土産物店が整然と並んでおり、雑多な印象は皆無の広大且つ開放感がこのエリアの特徴です。ホテル等の裏側には7階建てぐらいのレジデンスも多少ありますが、カロン地区に住む外国人はマイナー派です。不動産ポータルサイトを見てもカロン地区の物件は多くありません。


※カロンビーチ

カロンビーチを超え、カタビーチ地区に入ると雰囲気が一変します。

※カロン、カタ地区エリアマップ

このエリアにビーチロードはなく、オンザビーチの土地はホテル、飲食店、高級ビラ・コンドミニアムで締められています。


※カタビーチ

メインストリートは片側一車線の狭い車道となっており、通り沿いにはホテル、ショッピングモール、飲食店、土産物店、マッサージ屋等々が軒を連ねています。カロンビーチに比べてアジア的な猥雑さが広がり、南洋のリゾート地ならではの独特な脱落感を伴ったいい雰囲気が充満しています。11月〜3月のピークシーズンは多くの観光客で夜遅くまで賑わっています。僕的には歓楽街的な要素の強いパトン地区よりもカタ地区の方が好みです。


※カタビーチメイン通り

上記の写真は、コロナ前のカタビーチのメイン通りが日曜日に歩行者天国として解放されていた時のものです。コロナ禍で店がシャッターを下ろし、人影がまばらといった現在とはえらい違いです。

カタビーチ地区の地形もスリン、カマラビーチ地区と類似しており、山肌が海外沿い近くまで迫っていますが、こちらはビーチフロントの傾斜、メイン通りの裏側の傾斜を利用して、多数のビラ、コンドミニアムが立ち並びます。海岸を見下ろす形になるので綺麗なシービューが広がる、観光客のみならず生活するにも利便性が高く、且つパトンビーチのように風俗店の様なものが少ない等、閑静で住みやすい住環境が整っています。


※カタビーチを見下ろすように立ち並ぶ高級ビラ

ラグジュアリークラスの物件が多い為、ビーチフロントの丘陵地のビラ30〜100ミリオンバーツ(1〜3.3億円)、コンドミニアム25ミリオンバーツ(8,700万円)以上、裏側丘陵地でもシービュービラ25ミリオンバーツ(8,700万円)以上、コンドミニアム15ミリオンバーツ(5,000万円)以上はしますので、セカンドハウスとしては高予算となってしまいます。

カタビーチより、島の南端で見晴らしのいい展望台として観光コースにも組み入れられているプロンテープ岬を超え、東海岸を北上していくとラワイビーチ地区となります。こちらは、タイ人も多く住む地域です。ラワイビーチでは外国人以上に地元タイ人の住民を多く見かけます。スーパー、ショップハウスの各種専門店が軒を連ねていますので、生活利便性も高いエリアとなっています。

プーケット中心部にある巨大ショッピングモール”セントラルフローレスタ“へも車で15分程でアクセス可能です。

ラワイ地区のビラは200平米以上のプール付きビラが10ミリオンバーツ(3,500万円)ぐらいから購入可能です。平坦な地形なので他地域より供給物件もずっと多くなっています。

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