プーケットでは買い得物件がザックザク (その3)

先ずは前回の補足から。

ビラ物件の販売広告を見ると、所有権のところでThai Free Hold(タイ人所有権)と記載されているのが一般的ですが、時たまCompany Name(会社名)との記載も目にします。これは全く同義で、後者に関しては明らかに外国人の販売をターゲットにしている販売業者なのでそのように記述していると言う事です。

もっとも英語表記の広告であれば、いずれにせよ外国人を対象にした宣伝である事は間違い無いのですが・・・。論理的には、Thai Free Holdが正しく、「タイ人で無い場合は会社を設立して会社名義で購入してね。」と言う訳です。


※Thai Free Hold広告


※Company Name広告

余談になりますが、ビラ物件の場合、ビーチフロントだったりするとLease Hold(借地権)も良く目にするので注意が必要です。期間は30年が多いですが、オプション等でより長く設定されているケースもあります。

今回は、プーケット島のエリアに関して超ダイジェストに解説したいと思います。

先ずは下のエリアマップを参照願います。


※プーケット島エリアマップ

プーケット観光の中心はパトンビーチ(Patong Beach)地区になります。プーケットならではのホワイトサンドのビーチのみならず、リゾートホテル、飲食店、土産物屋の他にバー、ナイトクラブ等の歓楽街もあり、タイ特有の猥雑さも兼ね備えた地域と言えるでしょう。歓楽街の風景はパタヤとかなり似ています。もっともコロナ禍の現在はほぼ全ての店が閉店していますので、活況期の賑わいもすっかり今は昔といった状況になっています。

空港からの所要時間は1時間ほど。観光商業地域の中心と言うこともあって、ビーチに面したコンドミニアム、ビラ等のレジデンスは少なく、ホテル、飲食店等がビーチエリアを独占しています。レジデンスは商業地域の背後にある丘陵地帯に建てられており、高所からの眺望はいいのですが、ビーチまで徒歩で行くには遠すぎるロケーションになります。


※パトンビーチ地域の丘陵地に建ち並ぶビラ

空港から海沿いを経由してパトンビーチに向かう際に、スリンビーチ、カマラビーチを通りますが、この地域も山間の地形となっており、ビーチ沿いにコンドミニアム、ビラ等も若干見受けますが、より広い山間部の方に多くのレジデンス開発が行われています。


※カマラビーチ地域山間部のビラ

因みに、この海沿いを行くとアップダウンの激しいオーシャンドライブとなるのですが、カーブ毎に美しいアンダマン海のシービューが目前に広がり、綺麗に晴れた日などはここを通るだけで心がウキウキしてきます。山間にはエレファントキャンプがあり、タイのシンボルとなるアジア象がのんびり餌を食べていたりする風景も楽しめます。

タイならではのビーチリゾート風景が満喫できエキサイティングこの上無い事は確かなのですが、セカンドハウスをこの地域に構える場合は車での移動が必須となるので、徒歩圏内で日常生活は不可能と考えた方がいいでしょう。

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