賃貸は先ず物件内競争から (その2)

アシュトン・アソーク1ベッドルームの実際の賃貸募集広告の写真を下に転載しますので参照下さい。


※アシュトン・アソーク1ベッドルーム賃貸ユニット(1)


※アシュトン・アソーク1ベッドルーム賃貸ユニット(2)

(1)、(2)共に市販家具店やホームセンターから購入したものでインテリアをまとめており、どちらも4万バーツ(約14万円)で賃貸募集をかけています。(1)はコストセービングを一番の目標に掲げたのか、それともただ無頓着なのかよく分かりませんが、ラグジュアリーコンドミニアムのユニットとは思えない仕上がりです。見た目の印象は素人目にも決していいものではありません。

(2)は家具の色合いがよく華やかな印象でまとめられており、その結果家具もゴージャスに見えます。

(1) と(2)では、実際かかったインテリアコストの差はさほど大きくないと思い
ますが、眺望等の他条件が同じであれば、やはり(2)が選ばれるのではないでしょうか?

次の写真は弊社でユニットを購入したお客様のお部屋の購入時の写真と完成後のイメージです。

※アシュトン・アソーク、購入時の写真(1ベッドルーム)『ビフォー』

 

※アシュトン・アソーク、インテリアパッケージ完成後イメージ(1ベッドルーム)『アフター』

デザインのセンスは勿論のこと、2つの大型ビルトインワードローブに加え、引き出しや棚等を多数配置して収納力を高めています。

こういったユニットは当然賃貸では選ばれやすく、アシュトン・アソーク内で2〜3の1ベッドルームを内覧する際にも、よほどの家賃差がない限りは他ユニットに敗北を期すといった状況は起こり難いかと思います。勿論、他より選ばれやすいアドバンテージがあれば、値引き交渉の必要性も抑えられるわけです。

前回のブログで、営業スタッフが自信を持って勧めることの重要性について触れまし
たが、こういったユニットであれば弊社の営業スタッフは喜んで賃貸のお客様に紹介
します。

各賃貸営業スタッフは膨大な数の賃貸ユニット情報を有していて、予算、エリア、間取り他のお客様から提示された条件に合わせて5〜8件のお部屋の内覧にご案内します。常時お付き合いしている物件オーナーのお部屋も多く、そういったプロのオーナーともなると清掃状態は当たり前のこと、新築コンドミニアムのショールームのようなトップコンディションに賃貸用のお部屋を準備しているのが一般的です。

そういったオーナーはどのような部屋が借りられやすいのか?徹底的に研究して知り尽くしているのです。

賃貸のお客様は内覧時に、「このロケーションは譲れない。」とか「最低でもこのぐらいの広さがダメ。」等々要望をおっしゃいますが、お部屋に一歩入って好印象を持つと、それらの条件を度返しにして選択するケースも少なくありません。

それほどお部屋の第1印象は重要なのです。

そして、弊社の営業スタッフは、「あのオーナーの部屋はいつも綺麗。」、「決まりやすい。」等の情報を多数持っており、常時スタッフ同士で情報交換を行っています。このオーナーの部屋なら大丈夫、〇〇コンドのあのユニットはいける、といった形で個々の賃貸戦略を練っていくのです。

逆に評判の悪いオーナーやレジデンスの場合は、「あそこに案内しても時間の無駄。」、「絶対決まらない。」といった考えが固定観念として硬化する傾向にあり、そうなってしまうと2度と案内しなくなります。

賃貸営業スタッフは賃貸顧客の満足度を訴求しますので、僕にとっていくら大事なオーナー様であろうと関係なく、いいユニットでなければ案内することはありません。それは理に適っている事であり、僕自身の恣意的な考えでテナント様の利益を損ねる訳にはいきませんので、「あのユニット、何とかテナント付けるように。」といった無理強いをすることはありません。

ですので、弊社でご購入頂いたお客様のユニットは、確かな内装・インテリアの提案をさせて頂いているわけです。そうすれば、賃貸営業スタッフは自身を持ってお客様を内覧にご案内し、賃貸テナント付けを迅速に行います。

結果として、購入頂いた物件オーナーと賃貸顧客の利害が一致し、弊社としては相互利益を確立する目標が遂げられるのです。

おすすめ