プーケットでは買い得物件がザックザク (その6)

数回に渡り、プーケットのお買い得物件に関して説明してきましたが、最後となる今回は、僕の目に止まった物件を幾つかざっくばらんに紹介していきたいと思います。

物件のロケーションに関しては、これまで同様に以下のエリアマップを参照下さい。


※プーケット島エリアマップ

カマラビーチ地区
4ベッド5バスルームプールビラ、7.8ミリオンバーツ、土地面積&床面積不明
物件写真と、英語になりますが投稿者(販売エージェント)の広告を転載します。


※カマラビーチ、4ベッド5バスルームプールビラ


※販売広告抜粋

カマラビーチ周辺ではなく、ヒルサイドの立地となります。プーケットでは買い得物件がザックザク(その3)で説明した通り、この地区では山間部に立ち並ぶビラの供給の方が多く、見下ろす形でのオーシャビューが魅力なのですが、この物件では見えません。

販売広告では、24ミリオンバーツを費やして10年前に建てたものを7.8ミリオンバーツの投げ売り価格で販売中、との内容になっています。販売エージェントと話したところ、ドイツ人オーナーが建てたが本人が亡くなり、相続した奥さんが売り急いでいる、との説明でした。

買い手にとっては、ボトムプライスで奪取のチャンス?と心躍る部分も若干ありますが、海の眺望が無い、隣家の距離が近くラグジュアリー感に欠ける、海まで車で7 分は山道のカーブを行くんだろうな、といったネガティブポイントも気にかかります。広いキッチン設備は充実しており、リビングの広さ等も申し分ないのですが、実際目にしないと何とも言えないところです。

7月からサンドボックス制での観光が始まり、11月のリゾートピークシーズンより更なる緩和措置が取られる中、過去2年からは若干上向きが期待できる現地不動産市場ではあるものの、まだまだ回復には長い道のりとなりそうです。

その意味では、こういった魅力的な投げ売り物件であっても右から左へと売れて行く状況では無いかと思います。

土地や床面積等は書いていないのに、プールサイズが書いてあるのは、トロビカルリゾートの業者ならではの適当さ?が垣間見えて面白いですね。

ラワイ地区
3ベッド3バスプールビラ、土地264平米・床160平米、5.5ミリオンバーツ、賃借権


※ラワイ地区、3ベッド3バスルームプールビラ


※販売広告抜粋

賃借権物件ではありますが、プールビラで5.5ミリオンバーツ(約1,900万円)というのはかなりの値頃感があります。フリーホールドに変更可能ともありますが、追加費用は不明です。又、ラワイ地区は利便性が高い分、タイ人の方が圧倒的に多いエリアとなっており、ラグジュアリーなイメージとは程遠いビラというよりも普通の民家?といった物件が多数存在します。当物件は、建物自体はタイ人の一般的な民家よりはラグジュアリー感は高いものの、床面積160平米といった広さはプーケットのビラでは平均以下となります。

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