Noble Formトンロー中心部に登場 (その3)

1ベッドルームプラス52.2平米は、9〜36階の4つのコーナーに配置されており、全て角部屋となります。


※フロアプラン9〜33階


※フロアプラン34〜36階


※1ベッドルームプラス52.2平米

角部屋なので開口部が広く、ラウンジソファーを角に配置するといった工夫を凝らすことによって、狭いスペースを有効活用している点は評価できます。又、バルコニーも小さく抑えることにより、屋内居住スペースへの逼迫を最小限に留めています。

それにより52.2平米にも関わらず、リビングルームのスパンは3.5メートル幅が確保されています。この点は、高く評価できます。

トイレとシャワーブース付きの洗面室を別々にしている点もいい判断です。予算に余裕のある駐在員クラスであれば単身利用が主流になるかと思いますが、夫婦世帯で居住する際に別室仕様は効果を発揮するはずです。

プラスワンとなる小さい寝室は、ストレージ的な活用になるケースの方が多いのではないかと思います。寝室として使うには狭過ぎるからです。

又、玄関すぐの両壁沿いに設えられたキッチンスペースは使い難いかと思います。因みに、ノーブル・フォームはキッチンとワードローブ等の固定家具付きでの引き渡しとなりますが、ノーブルとしては珍しくビルトイン冷蔵庫が標準仕様として価格に含まれています。ノーブル・プルンチットやノーブル・ビー等ではワードローブはおろかキッチンユニットすら含まれておりませんでしたので、ノーブル・フォームのプリセールには一定の危機感を持っている事が分かります。

この1ベッドルームプラス、予算のある単身住まいの人には人気が出るのではないかと予想します。9階(最低階)で11,698ミリオンバーツ、平米224,099バーツですので、5〜5.5万バーツの家賃設定で5%以上の利回りが見込めます。

9回でも眺望はどこも抜けていますが、可能であれば15階以上を購入する方が望ましい。賃貸競争だけではなく、将来の売却時においても最低階では苦戦するからです。

中でも、お勧め順はB12(北東角)→B1(南東角)→B9(北西角)→B4(南西角)となります。B9とB4西側開口部は、日中にはリビングと比較している事が少ないマスターベッドルームとなっているのはいいのですが、強烈な西日がバルコニーのない窓から射し込み、室内は耐え難い暑さとなるからです。又、西日よりはマシなものの、南側もバルコニーの無い窓から室内は直射日光に晒されるでしょう。

僕自身バンコクに住んでいつも感じるのは、北側のユニットはいつも快適だと言う点です。太陽がほぼ真上に登るタイでは、明るいのに直射日光が刺さない北がやはりベストチョイスです。東側の開口部は、西日ほどの熱量はありませんが、やはり強い日差しが入り、午後は暗くなります。

但し、眺望にもよりますので、一概に方角だけでユニットの良し悪しを判断する事は拙速で、やはり総合的な判断が必要になります。

ノーブル・フォームの場合、北には同じノーブルによるノーブル・ソロがありますが、十分な距離があり、24階建とさほど高くありませんので気になりません。西側にはプロンポンやバンコク都心部のゴージャスなスカイライン広がりますが、西日の暑さとトレードオフできるほどのものではない、と判断します。実際、ノーブルの価格設定もそれに準じていますので、タイ人投資家も同様の判断基準を持つと考えていいかと思います。

何故か2番目に設定の多いユニットにも関わらず、このタイプのショールームはありませんでした。

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