出回り始めた投げ売り物件(その4)The Lumpini 24
今回の投げ売りも中古物件で、The Lumpini 24(ルンピニ24)から2つのユニットを紹介します。
ルンピニ24はプロンポンのスクムビット通りを挟んで北側、ラマ4世寄りソイ24の立地。ルンピニグループにしては珍しいラグジュアリークラスのプロジェクトで、外観、ユニット仕様、共益施設は豪華コンドの名に相応しい仕上がりとなっています。
ラマ4世通りに出て、“ポート”乗降口より高速道路を利用して通勤する日系駐在員にとって、スクムビット北側の偶数ソイ、特にスクムビット24と26は賃貸需要の高いエリアとなっており、ヨシダ不動産でもトンローに次ぐ賃貸成約数となっています。
徒歩圏内にはショッピングモール“Kビレッジ”があり、BTSプロンポン駅までは950メートルの距離がありますので徒歩は厳しいですが、コンドミニアムが独自に運行する無料の専用シャトルサービスを利用可能です。BTSプロンポン駅にはエンポリウム、エムクオーティエの2つの大型商業モールがありますので、買い物や食事に事欠きません。駅から徒歩圏内には、フジスーパー1号店や大型都市公園ベンジャシリパークもあり、バンコクCBDの中でもトップクラスの住環境と言っても過言ではありません。
ソイ24にはコンドミニアム の他にも高級賃貸専用マンションやマリオットグループによるサービスアパート、ヒルトン等のインターナショナルホテルが軒を連ね、日本人だけではなく欧米人ファミリー等にも人気の高いエリアとなっており、トンロー同様にコスモポリタンな雰囲気を醸成しています。
投げ売り価格と思われる2つのユニットを見ていきましょう。
39階、2ベッド2バス、64平米、西向き、13ミリオンバーツ、平米単価187,500バーツ
ルンピニ24の平均販売価格は平米232,635バーツですので、長高層階でこの値付けはかなりの割安感があります。ルンピニ24の2ベッドルームは55平米前後のものがほとんどで、これは34階以上に設定される広めのスペシャルユニットに位置付けられます。開口部が広い間取りも好感が持てます。西向きは午後の日差しが暑いのでマイナスポイントになりますが、クイーンシリキットレイクの向こうにサイアム・シーロム方面の摩天楼が広がる素晴らしい眺望が楽しめます。
※ルンピニ24、マーケットステータス (出典:HIPFLAT)
市場が低迷する前は、中高層階55平米の2ベッドが13ミリオンバーツ前後でしたので、コロナ禍の出血価格と言えます。
2014年に完成しておりますので、既に築6年となります。内装インテリアは上々の仕上がりで、家具家電も完備していますので、即賃貸投資開始が可能です。家賃は6.5万バーツ前後、想定利回りは6%と悪くありません。
市場低迷にしか出てこないお買い得ユニットと考えていいでしょう。
書いている間に売れってしまっても全くおかしくない物件です。
もう一つのユニットは次回とします。