ノーブルオンラインセールス、事の顛末 (その2)

ノーブル・プルンチットの販売結果に関して、お知らせします。

オンラインセールスが始まる直前のユニットラインアップは以下の画像になります。こちらはHPを画面キャプチャーしたものです。


※ノーブル・プルンチット、セールス開始前販売ユニット一覧

 

ご覧の通り、C棟のユニットが大半を占めています。下のC棟フロアプランを参照して下さい。階により若干の違いはあるものの、大体同じです。


※ノーブル・プルンチット、C棟フロアプラン

 

C棟の1ベッドルームは、

東側のA2〜A6はリビングと寝室共に開口部があるタイプ

西側のA12〜A17はタイニングキッチンが内部屋、寝室&リビングに開口部があるスタジオタイプ(日本の1ルームマンションのような間取り)

となっています。東側は55〜61平米、西側は44〜49平米で、東側の方が広めの設定。

 

当然東側の方がいい部屋になり、賃貸で選ばれるのもこちら側のタイプとなります。しかし、平米単価も若干高め、更に広いが故に価格も西側よりずっと高くなります。

 

ノーブル・プルンチットの間取りに関しては、過去ログ:大型プロジェクト、ノーブル・プルンチット完成! (その2)を参照願います。

 

例えば西側のユニットC14A13は、787万バーツで44.57平米ですので平米単価は17.5万バーツ。3年前の市場が絶好調の際には平米単価 20万バーツの売り物件は一切見つからないような状況でしたので、かなり安くなっているのは事実です。ほぼ7年以上前のプリセール当初の価格に近いのではないかと推測します。

 

間取り自体には難がありますが、自己居住目的の人であれば、「こんな立地のいい豪華物件がこの値段で買えるのならいいや!」と購入に踏み切るには十分に説得力のある価格です。

 

因みに、今回のオンラインセールスでは、明確に低額ユニットが売れた結果となっています。

 

好調な売れ行きと見てとったノーブルは、オンラインセールス開始後に続々と新しいユニットが追加して来ました。こう言ったやり方はちょっとずるいなと思うのですが、バンコクのディベロッパーにおいてはこの程度の後出しジャンケンは朝飯前です。購入後により良いユニットを見つけた人にとっては残念な限りです。



※ノーブル・プルンチット、オンラインセールス開始後に追加されたユニット

 

追加のユニットでは、B棟北向きの2ベッドルームユニットやC棟東向きの中高層階ユニットも登場して来ましたが、価格が高い為にこれらのユニットは最後まで売れずにオンラインセールス終了となりました。

 

今回のセールスはタイ人と労働許可証を持つ外国人エクスパットのみを対象としたものでしたので、購入者の大半をタイ人が占めたのでは無いかと思います。選ばれる物件を見ていると自己居住目的の高所得層が中心で、投資目的の富裕層は限定的だったと推測します。

 

C12XA14&15、C22A15〜17、C26A12〜17といった隣合わせのユニットの売れ行きが特に良かったのを見ると、コネクティングユニットを2、3ベッドルームに改装して使う、と言った思惑もあったのでしょう。こういった買い方は富裕層的な発想ですね。

 

90〜100平米の2ベッドルームを割安に確保するのはいいアイディアかと思いますが、

  • 改装費が嵩む
  • 各ユニットにプライベートリフトがあるので、居住空間を圧迫する。

といったデメリットは否めません。

 

今回のオンラインセールスで高額ユニットが売れていないのは、現状の不動産市場を強く反映しているものと思います。

 

ユニットグレードを勘案するとコスパが高く割安ではあるとは十分理解しているが、絶対額が高い不動産購入には二の足を踏んでしまう姿が見えて来ます。

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