最寄駅はプラカノン、立地はラマ4世通り“Ideo Sukhumvit Rama4”(その1)

本日はここ最近ご無沙汰していたプリセール物件のご紹介です。

販売不振で売れ残りユニットが積み上る中、ディベロッパーは2019年の新規発売予定を次々と延期してきた市場環境は、当ブログ、更に前回掲載した弊社のニュースレター「タイ不動産投資」でも説明した通りです。

日本人居住区においても目ぼしい新規プロジェクトは無かったのですが、つい先日販売開始となったIdeo Sukhumvit Rama4(アイデオ・スクムビット・ラマ4)はBTSプラカノン駅近、ラグジュアリークラスに近いクオリティにも関わらず、平米単価は13万バーツ〜と抑えられています。


※アイデオ・スクムビット・ラマ4外観

気になったので、先日ショールームに足を運んで視察して来ました。

この物件の興味深い点は、このブログのタイトルの通り、最寄駅はプラカノン駅であるにも関わらず、立地はラマ4世通りに面している点です。

ラマ4世通りとスクムビット通りは共にバンコクを代表する大動脈ですが、実はプラカノン駅近くでラマ4世通りはスクムビット通りに合流しています。

ラマ4世通りを簡単に説明すると、西は王宮のあるサナムルアン地区、現バンコク中央駅であるホアランポーン駅、ルンピニ公園、スクムビット南地区を結び、東はスクムビット通りで合流する、即ち王宮地区、チャイナタウン、シーロム地区、スクムビット地区を結ぶ重要な基幹道路ということになります。

1999年のB T S開通後の20年間、バンコク都市開発の重心はスクムビット通りに傾いていたのですが、これまで大きく水を開けられた状況を一気に取り返すべく、ラマ4世通りで大開発が進行中である事は、以前に“ラマ4世通りの台頭”でレポートした通りです。

参照過去ログ:ラマ4世通りの台頭(その1)ラマ4世通りの台頭(その2)ラマ4世通りの台頭(その3)

新規コンドミニアムプロジェクトがぱったり止まっている今、奇しくもラマ4世通りの立地のプロジェクトがプラカノン駅近で登場したので、興味を引かれるに至ったわけです。


※アイデオ・スクムビット・ラマ4立地

ラマ4世通りと言えども、ソイ26 から36に向かう間のランドマークとも言えるチャンネル3(テレビ局)ビルを過ぎた辺りから一挙にローカル色が強い街並みとなっており、何かの用事で立ち寄るといった事は無いエリアです。但し、アイデオ・スクムビット・ラマ4の立地は十分に駅近なので、プラカノン駅前の商業施設サマーヒルへのアクセスには便利ですし、近辺には意外や意外(失礼!)お洒落なレストランやカフェが点在しており、生活利便性においても不足はありません。

僕自身エカマイを超えるとローカル色の濃い街並みと思い込んでいたのですが、ここ数年で多くのタワーコンドミニアムが軒を連ねて建築ラッシュに呼応する形で、あちこちでお洒落な一角が誕生して来たようです。バンコク の変化の早さを改めて認識する次第です。

プロジェクト概要、フロアプラン、間取りを見ても進化の具合が見て取れ、価格はと言えばプラカノン駅近、物件グレード、ユニット設定に対してかなり抑えられている印象です。

そこら辺の説明は、次回に続ける事にします。

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