ラマ4世通りの台頭 (その2)

予告通り、ラマ4世通りで開発中の4つの大型複合プロジェクトを紹介します。

先ずは、プロジェクトロケーションを下図で確認下さい。


※ラマ世通り、大型複合プロジェクト立地図

英語表記になりますが、4つのプロジェクト概要に関しては下図を参照下さい。


※ラマ世通り、大型複合プロジェクト概要

1. Samyan Mitrtown(サムヤン・ミットタウン)


※サムヤン・ミットタウン、外観イメージ

タイの東大とも言われるチェラルンコン大学が所有するMRTサムヤン駅の隣地にて開発中。今年9月に完成予定。

高層タワー2棟

コンドミニアム、商業モール、オフィス、サービスアパート

31階建のタワーは、総レンタルスペース48,000平方メートルのAグレードオフィス。33階建のタワーは、計554ユニットのコンドミニアム。コンドミニアムはリースホールドとなる予定です。

階下には、24時間営業のリテールスペース隣、ライブラリー、スーパーマーケット、レストラン、カフェ等が開業予定。


※サムヤン・ミットタウン、リテールスペース

2. The Parq(ザ・パーク)

ラマ4世通りとアソーク通り角地。BTSクイーン・シリキット・コンベンションセンターに直結する形で国際会議場クイーン・シリキット・コンベンションセンターに隣接に開発中。第1フェーズは2020年内に完成予定。


※ザ・パーク外観イメージ

第1フェーズは、16階建のオフィスビル。1〜3階は商業スペース、4〜16階は総レンタルスペース60,000平方メートルのAグレードオフィス。


※ザ・パーク・マスタープラン

詳細は発表されていませんが、第2フェーズでは、高層タワー、及び現在のタバコ工場の一部を再開発しOne Bangkok(ワン・バンコク)とルンピニ公園を結ぶ自転車専用道路を建設予定となっています。


※ザ・パーク次世代開発イメージ


※ザ・パーク次世代マスタープラン(地図)

次回紹介予定のワン・バンコクは他3つを合わせたよりも大規模な巨大開発となりますが、サムヤン・ミットタウンを除く開発は全てTCCグループが所有している(すごいですね!)で連携した形でのグランドプランを可能にしたものと思います。

隣接するクイーン・シリキット・コンベンション・センターは国際会議や展示等が常時開催されておりますので、大きな相乗効果が見込まれます。

隣接するBenjakitti Park(ベンジャキット公園)は人造湖を中心に周囲2キロに及ぶ大型都市公園で、自転車専用道路も設けられており、週末ともなれば多くのサイクリングファンや憩いを求める行楽客が訪れる人気の定番スポットです。

ワン・バンコクからワイヤレス通りを挟んだ向かいにはバンコクのセントラルパークと呼ばれるルンピニ公園がありますので、バンコクのCBDど真ん中に巨大なグリーンベルトのイメージが浮き上がってきます。

これは勿論偶然ではなく、バンコク都市計画のグランドプランに沿うものとなっています。

ルンピニ公園も現在改装中となっており、大きく生まれ変わろうとしています。

今年3月にはブラユット内閣総理大臣(その後の選挙で再選)が現地に視察に訪れる程の力の入れようです。


※タイ首相がルンピニ公園の改装状況を視察

残り2つのプロジェクト紹介は次回に続きます。

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