2018年度に選ばれた賃貸物件は? (その2)

前回は、バンコクの駐在員世帯がどのようにコンドミニアム、サービスアパート、アパートの物件タイプを選ぶのか?について簡単に触れましたが、弊社の賃貸HPサイト内のバンコク・お部屋選びマニュアルにその辺の事が詳しく書かれていますので、時間がある時にでも目を通して下さい。

バンコクでコンドミニアムを購入して賃貸利回り投資をする場合は、競争相手はコンドミニアムだけではありません。アパートやサービスアパートに関してもある程度の知識をインプットしておく必要があります。

キャピタルゲイン狙いだけでは投資リターンを確保し難くなっているバンコクの不動産市場においては、如何に賃貸利回りを高めるか?が今後より重要なテーマになっていくからです。

さて前回のお約束通り、今回は一般的に敬意遠されがちなコンドミニアムの賃貸仲介に弊社は積極的に取り組んできたのかを説明したいと思います。

賃貸物件の選択肢を提示する際にコンドミニアム無しでは他社との差別化が全くできないから、というのがシンプルながらその理由です。

やたらともったいぶっておいてその程度か!と苦言が聞こえてきそうですが、掘り下げて説明しますので、我慢して読み続けて下さいね。

タイの居住用不動産賃貸では、一般媒介契約がほぼ100%となっており、専任媒介・専属専任媒介契約というのは先ず目にする事はありません。物件種類に限らず、オーナーはできるだけ多数の業者に媒介依頼を持ちかけるのが一般的です。

又、賃貸物件を探す顧客は2社ぐらいに希望条件を知らせて物件媒介を依頼するのが常ですが、提示条件に適合するアパート、サービスアパートはどうしても限られますので、当然候補物件は被ってきてしまいます。

コンドミニアムを敬遠する2社に依頼すると、A社とB社の提示した物件がほぼ一緒という状況が生じますので、顧客サイドはどっちの業者の方が良さそうだ、という点のみが判断の決め手となります。

当然、顧客が業者を選択する際に、問合せの際のレスポンスの良さや入居後のサービスの良し悪しなどは重要な決め手となりますが、媒介物件そのものも大事な要素である事は言うまでもありません。

前回のブログでも書いたように、格好いいタワーコンドミニアムに住みたい、と言う顧客は決して少なくありません。

又、供給ユニット数で言えば、圧倒的にコンドミニアムの方が多いのです。

顧客の需要があるにも関わらず、「手間がかかるから。」と言う理由でコンドミニアムを敬遠するのは具の骨頂かと僕は思います。手間をかける事こそが不動産業者の存在意義に他ならず、コスト面で折り合うのであれば、いくらでも手間暇をかけるべきなのだと思います。

手間を惜しまずコンドミニアムのユニット探しをすると思いがけず素晴らしい部屋を発見したりするものです。そういったオーナー自身もいい業者に巡り会えず、せっかくのいい部屋を空室にしたりしているのです。他社が見つけなかった掘り出し物ユニットを見つけ、条件の会う顧客にマッチングさせる、これこそが業者冥利と言えるのではないでしょうか?

賃貸業務をやっていると、専任媒介のない賃貸市場で競争に勝ち抜くためには、
1) 顧客サービス
2) 条件により適った部屋を見つけるインテリジェンス
の2つが不可欠な要素になります。

であるにも関わらず、手間がかかる、といった理由で最も供給が多く且つ顧客需要も高いコンドミニアムを選択肢から外す、といった行為は弊社にとっては意味不明以外のなにものでもないのです。

当初からコンドミニアム媒介を手がけてきたからこそ、弊社ではコンドミニアム賃貸ノウハウが蓄積されており、それによりテナントは安心して住めるようになっています。

過去ログ:賃貸人気抜群のサービス付きコンドミニアムで紹介した内容もその一つです。

ヨシダさんのところには他社からは紹介されない物件が多い、といった顧客からの評価を聞くにつけ、僕は弊社スタッフによる努力の結実を感じ非常に嬉しく思っています。

勿論、賃貸物件の上位10件中7件がコンドミニアム、といった弊社の賃貸実績にもとても満足しています。

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