HYDE HERITAGE THONGLOR ハイド・ヘリテージ・トンロー

トンロー・エカマイ地区のプロジェクト、ハイド・ヘリテージ・トンローを見てみましょう。


※スクムビット地区、2018年第3&4四半期新規コンドミニアムプロジェクトマップ


※プロジェクト概要

このプロジェクトは、プロパティーパーフェクト社(タイ)、グランデアセット(タイ)、住友林業(日本)、3社の合弁事業となっております。


※ハイドヘリテージトンロー

グランドアセット社は、ハイドスクムビット、ハイドスクムビットソイ11といったハイドの名前を冠した2件のラグジュアリープロジェクトを手がけておりますが、スクムビットの中でもナナ地区に当たる事から、現地在住の日本人にはあまり馴染みがないかも知れません。

BTSトンロー駅とエカマイ駅のちょうど中間地点、北側のスクムビット通りに面した立地。トンロー駅、エカマイ駅のどちらも350メートルほどの距離となりますので、徒歩5分ほどのアクセスとなります。


※立地図

スクムビットのメイン通り沿いは、ソイに入った立地よりも希少性が高く、それに応じて地価はぐっと高くなりますので、その点だけにおいても価値あるプロジェクトの位置付けとなります。特にCBDの一角となるアソークーエカマイ地区ではスクムビット通り沿いの用地は枯渇しつつありますので、更なる希少性があることは言うまでもありません。

周辺のスクムビット通り沿いのプロジェクトとしては、ノーブルリミックス、キーンバイサンシリ、クレストスクムビット34、シリアットスクムビット、フラトン、ヌサシリ等がありますが、完成時期にもよりますが、どのプロジェクトもそれなりにキャピタルゲインをもたらしています。勿論、スクムビット通り沿いといった立地がそれに大きく貢献している事は紛れもない事実です。

この立地以外に取り立てて特記事項の無いプロジェクトではありますが、低層階ゾーンでも平米単価25万バーツ〜のラグジュアリープロジェクトとして、ユニットサイズは、1ベッドルーム40平米〜、2ベッドルーム68.1平米〜と最近のプロジェクトの中では大ぶりな設定となっています。


※ユニット構成

上記のユニット構成を見ると、他プロジェクトに比しても2ベッドルーム以上の占める割合が高くなっています。

ファシリティ構成を見ると、ゴルフシュミレーター、スパ等もあり充実の内容ではあるものの、最近のラグジュアリープロジェクトの中では一般的で特にこれといったものはありません。

11月24日にプリセール販売開始となりますが、全ユニットが分譲されるわけでは無く、何期かに分けて販売して行くようです。


※フロアプラン8-20階

VIP顧客セールスでは、低層階部分の平均平米単価は26.5万バーツ、高層階部分は28.5万バーツぐらいとなるようですので、30万バーツの大台に乗らないように配慮した値付けを行なったのでしょう。勿論、高層階の角部屋等は30万バーツオーバーにはなりますが・・・。

ラグジュアリー度においては、前回ご紹介したエステルには及ばない印象はあります。但し、プロジェクト仕様こそ目新しさには欠けるもののラグジュアリークラスのコンドミニアムとしての条件は十分以上備えていますので、価格帯としては悪く無いと見受けます。

とは言え30万バーツに近い売り出し価格ともなれば、完成までにキャピタルゲインを得られるか?となると大きなクレスチョンマークです。

既に売り出されているエステルも売れてはいるもののかなりスローな滑り出しと聞いています。30万バーツの近辺になると最近のタイ人富裕層の投資はセレクティブになって来ており、且つ賃貸では横綱級の人気を誇るトンローのクワトロ等もリセール価格は25万バーツ以下で市場に出回り始めており、手仕舞いに入っている富裕層投資家も目につき始めました。

又、既に低層階ゾーンでは引き渡しが始まっている好立地プロジェクトのリズエカマイではプリセールとあまり変わらない価格で投げ売りが出ている状況の中で、利ざや狙いのキャピタルゲイン投資はかなりリスクが高いと言わざるを得ません。

但し、このハイドヘリテージの立地、仕様を見ると、完成後の日本人駐在員の賃貸人気はかなりの確度で出るものと見ています。

賃貸利回り狙いの投資を考えた場合、今回取り上げている6件のプロジェクトの中では最も有望なプロジェクトになるのではないかと予想します。

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