価格高騰が止まらないBTSアソーク駅周辺プロジェクト

つい先日BTSアソーク駅に近い5月25日プリセール開始の新規プロジェクトに関して話を聞きました。

ディベロッパーはKPNランドいう会社で、ソイ39の好立地で今年の6月に引き渡しが開始されるDiplomat 39の他にDiplomat Sathornといったプロジェクトを手がけています。因みに、Diplomat39は平米単価30万バーツを超えるアルティメットクラス。KPNランドはシンガポール系企業の現地ディベロッパーで、本家では海上石油掘削装置の建造などを行っているコングロマリットです。

そして今回のプロジェクトの名前はSHAA(シャー)なのですが、地上24階建、総ユニット数143、バンコクにおいては小ぢんまりした部類となっています。

 

※SHAA

今月末までVIPセールと銘打って3フロアに限定して公式プリセールよりは若干価格設定を下げて売っているのですが、3階のフロアのユニットで平米単価29万バーツ〜、となっています。BTSアソーク駅から250メートルといった立地上の強みは分かるのですが、VIPプリセールでこの価格では手が出せません。

完成して引き渡しが進んでいないアシュトン・アソークの3年前のプリセール価格が23万バーツ程でしたから、比較すると3割弱割高となります。現在のアシュトン・アソークは市場価格が、1ベッドで平米24万バーツ〜、2ベッドで28万バーツ〜、販売中のCELES ASOKE(セレス・アソーク)が25万バーツ〜で、どちらも立地条件はSHAA以上です。

MRT(地下鉄)とBTS(高架鉄道)の2つの駅を利用できるのは、市街中心部ではアソーク以外にシーロムのみですので、希少性の高い立地の良さであることは間違いないのですが、それでも最低価格29万バーツ〜はちょっと高過ぎませんか?というのが率直な印象です。

最小ユニット構成は34.25平米の1ベッドなのですが、これでも3階のVIP
セール価格で9.9ミリオンバーツ以上、一般プリセール価格は10ミリオンバーツ以上、日本円換算で優に3500万円を突破するわけです。

 


※アソーク駅周辺プロジェクト地図

 

SHAA以外の近辺の動きに目を向けると、スクムビット通りに面したソイ12の角地はサンシリ社が買収したようですが、こちらのプロジェクトが売り出されれば平米40万バーツ〜に達するのでは無いかとの観測も出ています。

又、ソイ10とスクムビット通りの角地は現在公園で、元国会議員で風俗王として有名なチューウイット氏が所有していますが、こちらも大手ディベロッパーに売却間近との噂も耳にします。コンドミニアムプロジェクトとして売り出されれば、ナナ駅前のQスクムビットの価格から推測しても平米35万バーツを下る事はないでしょう。

この価格上昇は一体いつまで続くのでしょうか?

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