多様化が進むパタヤの人気ロケーション

様々な憶測が流れているベースセントラルパタヤに続くサンシリのパタヤ街中プロジェクト第2弾は、どうやらエッジグレードになる予定のようです。

 

先回レポートした際には(過去ログ:来るぞ、パタヤ再び。ベースセントラルパタヤの第2弾)、HAUSシリーズになる予定と報じましたが、その後変更になった様子です。とは言え、プロジェクト発表まではまだ時間があるので、更に二転三転する可能性は十分にあります。

 

サンシリ社のコンドに詳しい人でしたらHAUSシリーズのグレードの高さは十分お分かりでしょう。オンヌットで完成済みのハスハウスと現在販売中のカワハウス、エカマイで販売中の東急電鉄とのジョイントベンチャーとなるタカハウス、ラマ4世とスクムビットソイ36の角近くにあるオカハウス(これも販売中)などが挙げられます。高層、低層どちらのパターンもありますが、どちらもハイグレードのレジデンスとなっています。

※タカハウスショールーム

 

エッジへの変更は若干のグレードダウンを意味します。エッジと言えばソイ23に1件あるのみですが、名前通り若者層を意識したエッジの効いたデザインのタワーレジデンスとなっています。天井高は2.9メートル程ありますのでそれなりのグレード感はありますが、内装はシンプルでキッチンとバスルーム以外は何も付かずワードローブですら自前で用意しなければならない仕様となっています。

 

※エッジスクムビット23外観

 

そこら辺は同じコンセプトを踏襲するかは不明ですが、エコノミーグレードながらベースではワードローブは勿論全家具付きの設定でしたので、完成後は家電を揃えれば入居準備完了という手軽さがありました。

 

※ベースセントラルパタヤ2ベッドルーム、リビング

 

グレードダウンはタイ人購入層を意識しているのかも知れません。

 

約700邸前後のタワー物件となるようですが、ロケーションが抜群に良いだけに期待が膨らむところです。

 

ロケーションが良いと言えば、ベースセントラルパタヤの成功と価格上昇を見ると、良いロケーションの位置付けに意識変化が起きているように見受けます。

 

これまでパタヤでの良いロケーションとは、ビーチフロントといったビーチリゾートならではの定義付けが強かったと思います。パタヤにおいてはツーリスト以外の中長期の滞在者は、欧米からの中高年層リタイヤ組が中心でしたが、最近では近隣アジア、そして日本人も多く住むようになりました。

 

欧米系リタイヤ組は閑静なアンガマット、プラタムナック、ジョンティエンのビーチ付近を好む傾向にありました。ビーチでのんびり南国情緒を楽しむ、といったところでしょう。

 

片やアジア組はリモートワーカーなどの若年層も少なくなく、ビーチでのんびりよりは利便性の高いロケーションを選ぶ傾向にあります。ビーチ周辺の物件は、買い物に苦労するなど生活利便性は今ひとつ。実際バイクや車が無いと生活に窮します。

 

又、最近ではコンドミニアムの民泊使用が増加しており、街中の利便性の良いコンドを購入し、自分が使用しない時には民泊に出して賃貸収入を得ている人も少なくありません。コンドの民泊使用はタイでは違法行為なのですが、遵法意識の低い中国系の人達は臆する事なく財テクの一環としているようです。

 

事実ベースセントラルパタヤの敷地入り口では、多数の中国系アジア人がいつもスーツケースを持って鍵が届くのを待っています。

 

最近の新しい人気コンドの流れは、ビーチから市街地へと変化しつつあります。

 

噂ではサンシリの新プロジェクトは平米18万バーツ〜とも言われていますが、これはアンガマット地区の最高グレードビーチ物件と位置付けられているノースポイントの価格帯に重なります。

 

今後の街中プロジェクトの成功は、ロケーションに対する意識変化を更に推進する可能性があるものと見ています。

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