静かな滑り出しながら完売間近の人気プロジェクト MUNIQ Sukhumvit 23

さかのぼること10日前の9月17日、あるコンドミニアムプロジェクトのプリセール販売が行われました。
MUNIQ スクムビット 23
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※MUNIQ スクムビット 23
日本在住の方のほとんどが初めて耳にする名前かと思います。バンコク在住の方であれば、スクムビット通りを中心にあちこちで看板が立てられているので、不動産投資に興味のある人であれば既に知っているかもしれませんね。
プリセールはセンターポイントターミナル21の宴会場で開催されました。
宣伝効果とプロジェクトロケーションの良さから狙っていた投資家は多かった為、いいユニットはプリセール初日とその翌日で飛ぶように完売となりました。数日前に専売エージェントのCBREに確認したところ、今頃何言っているの?といった調子で「もう80%以上が完売となりました。」との回答。
静かな滑り出し、等と思っているのは外国人だけで、タイ人投資家の間ではきっととてもホットなプロジェクトだったのでしょうね?
それでは、どんなプロジェクトなのかご紹介することにしますしょう。
ディベロッパー
ディベロッパーはMajorディベロップメント。ランドアンドハウス、クオリティハウス、プレクサ、サンシリ、アナンダ、AP等と共に住居開発大手の一角を形成している超有名な上場企業です。実績としては、プロンポン駅前で建築中の豪華絢爛億ションMARQUE、同じくプロンポンROYCEプライベートレジデンス、古いところで言えばエカマイのFULLERTON等、既に20弱の有名プロジェクトを手がけています。
住居開発以外にも、シネコンやボーリング場の入る大型商業施設等も手がけているタイ有数の財閥となります。
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※Majorディベロップメント
ロケーション
スクムビット通りからソイ23を入リ240メートル左手に立地。アソーク通りはソイ21ですので、その隣を並行する通りとなります。
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※ソイ23
特筆すべき点は、MRT(地下鉄)とBTS(高架鉄道)の最寄り駅へのアクセスの良さです。MRTスクムビット駅まで200メートル、BTSアソーク駅まで300メートルと楽に歩ける距離となっています。
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※MRTスクムビット駅まで
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※BTSアソーク駅まで
地図上ではソイカウボーイを通っていますが、通常はインターチェンジ21(オフィスビル)の中を通過するルートを選ぶでしょう。バンコク通の皆さまには説明は要りませんよね?
BTSとMRTの駅が共に徒歩圏内というのは、大きな意味があります。
バンコク中心部でBTSとMRTが共に乗り入れている場所は、ここ以外にはシーロム(MRTシーロム駅、BTSサラデン駅)しかないからです。自ずとバンコク公共交通の要衝となることは言うまでもありません。シーロムではBTS駅とMRT駅間はちょっと歩きますので、一番乗り換えに楽なのは、階段を昇り降りしてすぐ到達するアソークなのです。
アソーク駅周辺は、有名なエクスチェンジタワーやインターチェンジ等のオフィスビル群が、シーロムに次ぐバンコクのビジネス副都心を形成するだけでなく、ターミナル21やロビンソンデパート等の大型商業施設、シェラトングランデやウエスティングランデ、ソフィテル等の5スターホテルが集結する、バンコク1、2を争う商業地域となっています。
又、BTS隣駅のプロンポンにはエンポリウムやエムクオーティエがあり、MRT隣駅のペッブリーではエアポートリンク(スワナブン国際空港に乗り入れている高速鉄道)に乗り換えが可能です。
BTSに乗れば4駅(乗車時間10分)でBTS複数ラインが乗り入れているサイアムに到達。そしてそこにもサイアムパラゴン、セントラルワールド等の大型商業施設等が林立しています。
通勤などでシーロム方面に行く際には、乗換なしに4駅の乗車10分ほどで到達します。
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※BTS&MRT路線図
BTSとMRTの最寄り駅を300メートル以内に持つと言うことは、バンコクの公共交通利便性を完全に手中に収める、ことに他ならないのです。まさにスーパーロケーションと言えるでしょう。
交通渋滞が慢性化しているバンコクでは、それが他の大都市以上に重要性を持つことは説明を待つまでもありません。
実際、僕の自宅もオフィスもアソークにありますが、やはり生活利便性は抜群で引っ越しなどといった事は考えたことすらありません。
実は、ソイ23は車での出入りにおいても非常に便利です。
裏から回れば、アソークに直接出られ、ペッブリー方面へも簡単に抜けられます。
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※車でアソークへ
スクムビット通りに出ればプロンポンは目の前となります。エムクオーティエまで車で4分。歩いても10分程です。
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※車でエムクオーティエへ
エンポリウム手前のベンジャシリ公園も徒歩圏内ですが、もう一つ人口湖のあるベンジャキット公園までも徒歩10分程となります。この公園は人口湖を囲むサイクリング道を備えており、夕方にはサイクリングを楽しむ人で賑わっています。
健康的なライフスタイルも実現するロケーションともなっていることがお分かりいただけるかと思います。
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※ベンジャキット公園へ
プロジェクト概要
いいのはロケーションだけではありません。建物もいいですよー。
高層36階建て。総邸数は201ユニットだけですので、プライバシー感の高さも期待できます。
気になるのは、南側にLe Premierという20階建ての古いコンドが隣接している点です。昔の物件は階高が低いので、17階ぐらい以上であれば大丈夫でしょう。ですので、17階未満の南側のユニットを選ぶのは避けましょう。
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※南側に隣接するコンド
ここで重要な着目点は、担当する建築デザイン事務所となります。Palmer & Tuner、J&H Boiffils and Shamaといった世界屈指の会社が手がけております。
Palmer&Tunerは、最近バンコクではホテルオークラが入るPark Venturesを手がけています。Park Vebturesはバンコクで最も賃料の高いオフィスとして認知されており、その上階に開業中のホテルオークラは連日満室の盛況ぶりです。
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※Park Ventures
J&H Boiffilsは、あのエムクオーティエを手がけました。もはや説明する必要なないですよね?
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※Emquartier
ユニット概要
1ベッドルーム 35~42.5㎡
2ベッドルーム 57~88㎡
他は、ガーデンテラス付2ベッドルーム、デュプレックス(2階建て)、トリプレックス(3階建て)等の構成。
北向きの1ベッドルーム、北東コーナーの2ベッドルームはプリセール初日数時間で完売となりました。ガーデンテラス付きの2ベッドルーム、北西コーナーと南西コーナーの2ベッドルームも1週間程で完売。
現在買えるのは、低層階南向きの1ベッドルーム35㎡(先述の通り隣のコンドでブロック)、南東コーナーの2ベッドルーム88㎡となっています。
販売価格は平米20万バーツ弱からとなっていますが、中心価格帯は平米22~24万バーツぐらいです。
代表的なフロアプラン(19階)をご覧ください。ここまで高ければどこの方角も眺望良好ですが、中でも北東角、北西角は素晴らしいパノラマビューが広がります。
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※フロアプラン19階
22階からガーデンテラスが始まります。22~30階の偶数階の東端に設けられています。ガーデンテラスはユニットの専有区分面積には含まれておりません。ですので東側の角部屋、中でも北東角部屋の2ベッドは、間取りよし、眺望良しといった希少価値の高いユニットとなります。平米単価もやはり高く平米25万バーツを超えてきます。
22f
※フロアプラン22階
2Bed2Bath79m
※22階北東角2ベッド2バス79㎡、間取り
ユニットの内装等も申し分なさそうです。
最近お馴染みのビルトイン冷蔵庫、ビルトインエアコンは当たり前のように全ユニットに完備。このビルトイン冷蔵庫、The Esse Asokeのショールームでも見学しましたが、冷蔵庫のドアがキッチンパネルと一体化している見た目抜群の優れもので、今後の高級コンドのデフォルト的存在になりそうです。クッキングコンロは勿論、ビルトインオーブンレンジも装備しますので、キッチンに更なる出費は必要なさそうです。
60㎡以上の2ベッドルームでは、日本人好みの洗い場が備えられたバスタブ付きのバスルームを完備。じゃぶじゃぶ洗って湯船に浸かる、やはりいいですよね。
床は高品質のエンジニアリングウッドが採用されており、天井高は2.7メートルと十分以上。
タイのコンドには珍しく、リビング、寝室にクロス(壁紙)が標準で貼られます。お部屋の雰囲気のランクアップが期待できそうです。
ファシリティ
ラグジュアリーコンドならではの豪華ファシリティは期待通りとなりそうです。広いロビーエリアは勿論、外庭は品のいいトロピカルツリーが植えられる計画。
33階 スカイパビリオン
34階 塩水プール、子供湯プール、ジャクジー、サウナ
35階 フィットネスクラブ、居住者専用ラウンジ、シアタールーム
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※プールイメージ
申し分なさそうですね。
MUNIQスクムビット23に関してのプロジェクト詳細を説明しましたが、次回は近隣で建築中のプロジェクトと比較してみたいと思います。
お楽しみに!

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