アソーク通りに注目プロジェクトまだ幾つか…。

先々回、アソークの大型プリセール物件比較を掲載したところ、ある読者の方から、The Esse Asokeがあるではないか?との指摘を頂きました。
ここ2~3年、アソークの名前を冠したコンドミニアムが幾つも完成し、又それを上回る数のプロジェクトが売り出されています。アソークとはスクムビットソイ21の呼称なのですが、この通りを北上し、ペッブリー通りを超え更にラマ9世通りを超えると、ラチャダピーセク通りに名前が変わります。
そしてアソークの名前を関するコンドミニアムは、スクムビット通りの交差点からラマ9世通りの交差点間まで広がっており、ペッブリー通りまでなら許せるけど、さすがにペッブリーからラマ9世通り間になると、これちょっとひどいんじゃない?看板にいつわりありじゃない?との印象が強まります。
※アソーク通り
asoke
スクムビット通りからペッブリー通り間、又その周辺であれば、Address Asoke、Villa Asoke, Q House Asoke等が既に竣工しておりますが、どれもがMRTペッブリー駅周辺となっており、スクムビット通りから軽く1キロ以上の距離があります。ペッブリー通りはスクムビット通りと大きく異なり、非常にローカル色の濃い街並みとなっており、渋滞のひどさはスクムビット通りと変わりません。又、大型商業施設等は皆無なので、買い物等はMRTで一駅先のスクムビット駅までどうしても足を運ぶことになるでしょう。
※アソーク通り、ペッブリー通り周辺
condo_asoke_petchaburi
因みに弊社の賃貸仲介でも、この辺の物件の実績は限りなくゼロに等しいのが現状です。
アソーク通りに面しており、スクムビット通りとペッブリー通りの中間点付近に立地するプロジェクトとしては、The Room Suhumvit 21(完成済み)、The Loft Asoke、The Esse Asokeの3つが大規模物件として挙げられます。
※アソーク通り真ん中付近
condo_mid_asoke
The Room Sukhumvit 21は最大手ディベロッパーの一角を成すLand & Houses社によるもので、既に完売、竣工済みの物件です。The Loft Asokeは、ラグジャリーコンドディベロッパーとして定評のあるRaimon Land社によるプロジェクトでほぼ完売といった状況です。
最後に、The Esse Asokeは、Singh Estate社?聞きなれない名前かと思いますが、タイの国民的ビール“シンハビール”を製造販売している会社で、タイでは有数の財閥となります。
ビール会社がつくるコンドミニアムは大丈夫?とつい不安になりますが、大手財閥が手がける最初のプロジェクトなので、ブランド力を汚すこと無く責任を果たすはずだ、といった期待の中、こちらの売れ行きも悪くないようです。
先々回のブログでこの3件を紹介しなかったのは、BTSアソークとMRTスクムビットそれぞれの駅への利便性、日本人居住区としての賃貸投資有効性を念頭に置いていた為自ずと除外してしまった、が理由となります。
次回は、The Esse Asokeについて、細かくレポート致します。

おすすめ