目が離せないパタヤのコンド市場 バーゲンハンターズにチャンス到来?

さてパタヤのコンドミニアムプロジェクトが倒産!といったショッキングな記事を掲載したのは、約一か月前にさかのぼります。
その後もこの件は水面下で進んでいるようで、大きなニュースとしては伝わってきません。もしかして紛糾する事無く、事態は収束に向かっているのかな?とも思ったりするのですが、ここ常夏のタイランドで僕が得てきた経験上、とてもそのような事は無いだろう、とどうしても否定的な予想を立ててしまいます。
この件に巻き込まれている方を知っているので、無事解決する事を祈念せずにはいられません。
ロシア人マーケットの崩壊に伴い、パタヤのコンドプロジェクトが大きな影響を受けた事は、先回でもご説明した通りです。
パタヤの不動産市場が変調を来してから、積み上がった在庫を何とか売り抜けるべく、多くのディベロッパーが多種多様なプロモーションを展開中です。
先ず良く見るのは、“賃貸利回り保証”です。
※ARCADIA BEACH RESORT
arcadia beach resort
パタヤでは不動産開発大手の一翼を担う”HEIGHT HOLDINGS”が建築中のARCADIA BEACH RESORT”は1年当り10%、5年間の賃貸利回り保証をうたっています。
5年間で購入額の半分が戻ってくるのですから、「すごい。」の一言です。
但し、うまい話には裏があります。利回り保証をされているユニットは、保証されていないユニットよりも購入金額がずっと割高になります。ここでその価格を比べて損得比較をする事はしませんが、買えば5年で半分戻って来る、と単純に捉えてはいけない、と理解して頂きたいと思います。
但し、この利回り保証物件の購入者は少なくないところを見ると、購入金額が割高でもトータルではお得、といった落としどころになっているのだと思います。
この“利回り保証作戦”を展開するプロジェクトはパタヤでは結構あるようで、現在ではあちこちで目にするようになりました。
そして更に上を行くプロジェクトとして、“利回り保証+タイ入国VISA20年付き”といったメガセールを推進するプロジェクトまで登場しました。
※SOUTHPOINT PATTAYA
southpoint pattaya
※利回り保証
利回り保証
※20年VISA
20年visa
この着眼点には感心させられました。というのも、パタヤのリゾートコンドミニアムの購入者はセカンドハウスを目的としている人が多く、欧米のリタイヤ組のマーケットはパタヤでも大きなシェアを占めています。
しかしながら、コンドを所有しているからと言って、滞在条件はツーリストと同じです。日本人であれば入国時に貰えるVISAは30日で、延長は可能ですが、コンドを所有していてもその条件は同じです。リタイヤVISAを習得する方法もありますが、年齢、年金受給、預金額といいた条件をクリアしなければいけません。
折角購入しても、自分が所有するセカンドハウスに滞在する期間が限定されてしまうのです。
その現状を救済するのが、このタイ国VISA20年付きの特典で、これはタイランドエリートプログラムを付与する事を意味しています。タイ政府が推進してきた“タイランドエリート”というプロモーションは20年に渡る実績があり、その条件は多少変わってきてはいるものの、このメンバーシップを持つ外国人に様々な恩恵を提供してきました。
このプログラムにはVISA以外の特典も多く、有名ゴルフ場、スパ等民間施設の特別料金での使用、空港からの送迎等はその一部に過ぎません。
タイランドエリートのプログラムの価格は2ミリオンバーツなのでこれまたすごい特典ですが、やはりユニット価格に反映させているようです。
※タイランドエリート
thailand elite
「エリートプログラムを買って我が国に来てくれる富裕層は特別待遇で歓迎します。」といった明確な国家の意思がそこにはあります。
金持ち優遇、拝金主義的と日本の一般庶民の方には嫌悪感が走りそうですが、金持ちは優遇される、はグルーバルな事実であり、特にアジアではその傾向が顕著に出ています。
実際、中国人観光客の爆買いが話題として取り上げられる事が多い昨今の日本でも、外国人に対する意識の底にあるのは同様のものかと思います。「まあ、お金を落してくれるのであれば良し、としましょう。」こういった経済観念には大差が無く、万国共通のものかと思います。
話がそれましたが、物件購入者には滞在VISAの特典を付ける、というのは妙案である事は間違いなさそうです。
但し、このエリートプログラムで前面に出ている“20年の滞在VISA”は20年間ずっと滞在が続けられる、というわけでは無く、20年間は滞在期間延長を緩和する、が趣旨ですので誤解無きように願います。
詳しくは在日本タイ国大使館までお問合せ願います。
多くの特典を付けて販売合戦となっているパタヤですが、次に来るのは実値引きとなります。おまけでダメなら値下げしかないよね?というのは、モノを売る上での常道。不動産も同じです。
それは既に始まっており、そういった情報を得るには現地のショールーム(販売現場)に足を運ぶのが最も有効です。
人気プロジェクトはその例ではありませんが、今までは無かった価格が幾つかのプロジェクトでやり取りされつつあり、バーゲンハンターの方にとりましてはまたと無い好機がパタヤの不動産市場に到来しているのです。
弊社のコンドミニアム販売HPは、コチラから。

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