値上がり傾向の築浅中古物件、プリセール物件を買うより本当に得なのか? (その1)

先月のブログ、“サンシリ社のトンロープロジェクトは全て30万バーツ”で、平米15~25万バーツの築浅中古物件の方が買い得、と締めくくりました。
そして、実際その後超人気コンドQuattro by Sansiriの優良物件を弊社の販売HPに掲載したところ、幾つかの問合せも頂いております。
今回は日本人居住区にあるこれら人気中古コンドの価格動向をもう少し詳しく紹介し、現行のプリセール物件の価格との相関関係を見ていきたいと思います。
先ずは、現行の人気プロジェクトのプリセール物件の価格動向を見ていきましょう。ここで紹介するデータは、現地大手不動産サイトから抽出しており、価格は全て実際に売りに出されている販売価格がベースとなっています。
Noble BE 33
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※平米単価推移
スクムビットソイ33のプロジェクトですが、ほぼ完売といった状況です。リセール物件の平均平米価格は250,913バーツとなっています。販売直後即値上がりし、その後は高値安定、横這いといった動きです。
現地に住んでいれば誰もが知っているのですが、ソイ33はレストラン、バー、風俗店等が軒を連ね、歓楽街的な雰囲気が強い為、日本人家族世帯には「ちょっと風紀の乱れが…。」といった理由で嫌厭される傾向にあります。
当初は、「駅もそれほど近いというわけでは無く、ソイ33だし、どうかな?」との印象を抱きましたが、そんな懸念等どこ吹く風?といった感じで瞬く間に完売しました。売り出し価格は20万バーツ前後から、と記憶していますので、この価格が維持又は上昇すれば、投機筋は大きな利益を手にする事でしょう。
Ashton Asoke
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※平米単価推移
かなり前になりますが、当ブログで“コンドミニアムプリセールの現場風景”を掲載しましたが、その際に販売されていたプロジェクトの一つです。
BTSアソーク、MRTスクムビット駅のどちらも至近、ターミナル21の裏手といったスーパーロケーションに、高層50階建てのラグジャリーコンド。そして、アナンダ社の最高ランクAshtonの冠、売れないわけがありません。予想通り即完売。希少な2ベッドルームは20ミリオンバーツに届く勢いです。
現在の平均平米単価は、264,690バーツ。既に売り出し価格から10%以上上昇した事になります。アソーク通りを挟んで西側なので、従来的には必ずしも日本人地区中心とは言えませんが、完成後は単身者を中心に多くの日本人が住むものと予測しています。
Park 24
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※平米単価推移
ソイ22と24を横断する高層5棟から成る超大型プロジェクト。立地の良さでやはり人気が高い事は確かなのですが、ディベロッパーの知名度、微妙な間取り、パーキングの無いタワーがある‥等のマイナス点もあり、なかなか完売に至らないプロジェクトですが、良く売れています。
平均平米単価は、208,426バーツ。Noble BE 33よりはずっといい立地と思えますが、やはり上記の内容がブレーキをかけているのか、20万バーツを超えるのがやっと、といったところです。
以上、3件どれも人気プロジェクトでエリアはアソーク、プロンポン。平均平米単価は、20~27万バーツのレンジです。
そして先日した通り、今年のサンシリ社によるトンローエリアのプロジェクトは30万バーツ~。強気ですね。
次回は築浅中古物件を見て、今回紹介したプリセール物件との価格比較をしてみたいと思います。

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