バンコク コンドミニアム リノベーション奮闘記 (その10)

新年明けましておめでとうございます。
新しい年が皆様にとってよき年でありますよう心よりお祈り申し上げます。又、本年もなお一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
新年をパタヤの自宅で迎え、昨晩バンコクに戻りました。新年のカウントダウンと共に打ち上げられる花火をバルコニーから鑑賞するのが恒例なのですが、今年は昨年に比べて半分ぐらいの時間で終了。実にあっさりしたものでした。家内も「これだけ?」と失望と不満をブレンドしたリアクションを見せていました。これも国内の景気停滞を反映しているのでしょうか?
さて、数える事10回目となったリノベーションをテーマにした当連載ですが、兼ねてから10回ほどで終了を考えており、完成後の写真を華々しく掲載し、めでたしめでたしの中幕を閉じる予定でした。
しかし、ここはタイランド。やはり懸念が現実となり、終了しないまま新年を迎える事になってしまいました。
それにしても、遅れているにも関わらず、何の申し開きも無いどころか途中経過報告すら入らないところは、タイらしいと言えばその通りなのですが、この国に慣れ親しんだはず僕にとってもやはり不満は蓄積していきます。
Tさんに文句を言う前に、先ずは現状を把握する為に、今朝がた現場に足を運びました。
進展はしているようです。しかしながら、今までの進捗状況を振り返ると、もう少しで終わるといった状態でも無く、あと最低2週間はかかるものと見受けました。
10月8日に開始して2カ月(60日)の工期を予定していましたから、後2週間で終了したとしても3ヶ月と10日(100日)となり、日本の常識では考えられない大幅遅延。年内終了ぐらいで考えていた僕は、まだタイを過大評価しているのかも知れません。
簡単にではありますが、途中経過を写真と共にご紹介します。
先ずはエントランス横のキッチン。黒花崗岩のキッチントップと大理石のキッチンカウンターの取付けが終了間際ぐらいまで進展しています。ホコリ(何かのケミカルパウダー?)を被っているので判別し難いですが、出来栄えはまずまずです。
※キッチントップ
キッチン
先回も説明した通り、キッチトップにはカウンターと同じ大理石を使うかどうか最後まで迷いましたが、「判断に間違いは無かった。」と感じました。もしかしたら深層心理に自分を納得させているのかも知れませんが…。何れにせよ、これで食材による化学反応等のキッチントップに対する心配は無くなりました。
そして、このキッチンカウンターの大理石は、リビング側にもそのままドロップして露出させます。
※キッチンカウンタードロップ
リビング
これはかなりかっこ良く仕上がっており、リビング全体に豪華感を加えています。
そしてこの大理石はTVパネルにも部分的に使われています。これもいいと思います。
当初、この部分は大理石では無く木目調のウッド素材を使用すると聞いていたのですが、変更したようです。これもいつものように聞いていませんでしたが結果オーライです。「報告を忘れているよ。」といった指摘は、Tさんとの信頼関係の中では不要です。良かれ、と思っての判断に違いないからです。
他にもマスターベッドルーム及びセカンドベッドルームの備え付け収納等も一定の進捗が見られました。
※マスターベッドルーム
マスターベッドルーム
※セカンドベッドルーム
セカンドベッドルーム
あとどのくらいかかるのでしょうか?
Tさんには「まだなの?」程度のリマインダーを送るぐらいで済ませる事にします。強い催促とプレッシャーは、マイナス効果の方が高いと感じるからです。
タイでの生活で感情的な対応をしてもいい事は何一つないので、忍耐と理性がいつも求められます。今回もそれに従いましょう。
それでも、やれやれです。
果たして次回で最終回となるのか?お楽しみに!

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