オンヌット駅向こう側のコンド開発状況 (その2)

それでは前回に続いて、バンナー駅から。
※BTS路線図
BTS路線図
ここは、スクムビット通りとバンナートラッド通りが交差する要衝の地とも言える場所、の筈なのですが、バンナー発展はセントラルデパートが中心となっていた為、つい最近までは、渋滞の激しいごちゃごちゃした面倒くさい場所、といった程度の理解でした。バンコクを良く知る方にとってはそうではないのかも知れませんが、僕にとってはその程度の印象でした。バンコクの高速道路が通ってからは、そのごちゃごちゃした国道も通る必要がなくなり、すっかり忘れ去られた場所となっていました。

ただここには1997年にオープンした国際展示場のバイテック(BITEC)があります。タイを代表するきれいどころが揃うバンコク国際モーターショーもここで開催され、車になど興味のなさそうな男性でいつも大盛況です。僕自身一度行った事があり、タイは美人が多いなーと改めて感心させられました。

バイテックはBTSバンナー駅1番出口ですぐ行けます。

バンナー駅前をメジャーな舞台に押し上げた要因は2つあります。

一番目は、スクムビット通りとバンナートラッド通りの角、まさに要衝となるその地に建設が進むバンコクモール。バンコク屈指の巨大モールとなる見込みで、2017年の開業予定となっています。

次には、バンナー駅前のタワーコンド“The Coast Bangkok”の存在が挙げられます。何とも奇抜ながらもスタイリッシュな外観。この界隈では一際異彩を放った目立ち方です。
※THE COAST BANGKOK
the coast bangok

敷地内にはマックスバリューやマクドナルドが開業するミニ商業モールがあり、利便性も高い事でしょう。多数の日本人が購入したと聞いています。

現在この中古物件の平均平米単価は12万6千バーツ程となっていますので、プリセール後30%以上の上昇をした事になります。

ユニットを見た事は無いのですが、物件クオリティが良ければ、価値が下がる事の無い勝ち組コンドに間違いなく分類される物件です。

今回の最後は、現在のスクムビット線の終着駅となるベーリンです。

駅はスクムビット通りのソイ105(ソイラセール)と107(ソイベーリン)の間の立地となっています。

駅前のスクムビット通りにもコンド開発が行われていますが、このエリアで先手を打ったのはオリジン社です。

ソイ107に矢継ぎ早にコンド開発を行い、高層、低層、合わせて5~6件ぐらい竣工済み、又は建設中となっています。つい最近までは聞いたこともないディベロッパーでしたが、その後もBTS延伸駅となるサムロン、そして東部シラチャにも開発を発表し、あれよあれよという間にタイ株式市場に上場を果たしてしまいました。

縁があり、オリジン社の社長とは3回ほどお目にかかりましたが、控えめな印象ながら強い意志力、リーダーシップを備えた感じのやり手です。その奥方も又やり手でバイタリティ溢れる人柄。又、能力の高そうな幹部も数名お見受けしました。まさに躍進中の企業ですね。

ソイ107を入ると300メートル程の右手にある、KNIGHTSBRIDGEはこの会社のフラッグシップ的なタワー物件で、全般的にはコンパクトなユニットながら、多様な間取りを揃えています。デュプレックス(メゾネット)タイプもありました。

※KNIGHTSBRIDGES
nightsbridge

クオリティは予想以上で、好評の末完売した理由がわかります。

僕自身も内見しましたが、ラグジュアリー感はさほど感じ無いものの、実践的で使い易い間取り。立地に関しては議論を呼ぶところですが、5年もすればその認識も大きく変わる事でしょう。

スクムビット線の終着駅はベーリンですが、このブログのテーマ「オンヌット駅の向こう側~」の終着駅はここではありません。

次回は、ベーリン駅からの延伸計画となる地区をご紹介します。

バンコクはソイ107までのはずですから、県で言えばお隣のサムットプラカーン県にこの話は突入します。
大川さんのブログはパタヤまでひとっ飛びでしたが、僕はのんびり進みますよー。

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