オンヌット駅向こう側のコンド開発状況 (その1)

実はこれを書いている最中に、前回掲載した大川様からの文章が寄せられ、偶然にも一部の内容が被っていました。
結構同じようなものの見方をしているなー、と思いつつも、大川様の内容はパタヤ地区まで拡大した見識にはよりダイナミズムを感じ、さすがプロの投資家だなー、と感心させられた次第です。
ただ細かい事を言うと、東へ進むのはベーリンまでで、それから先のパタヤへの方向は、正確には南となります。
さて、今回のテーマを書き進めましょう。
今日は、オンヌット駅向こう側のコンド開発状況に関して、簡単にではありますが、触れていきたいと思います。
向こう側~、等と書くとアバウトな感じがしますが、従来的には日本人居住区と言えば、アソーク駅~エカマイ駅が一般的な理解でしたが、それがここ3~4年程でプラカノン、オンヌット駅に高級コンドが立ち並び、多数の日本人が住むようになりました。
フジスーパーが無い、日本人御用達の酒屋(居酒屋ではなくリカーショップ)、魚屋、お弁当屋がデリバリーしてくれない等の不便さはあるものの、単身者が中心となりますが、今ではごく普通に多くの日本人が暮らしています。知らぬ間に幾つかの日本食店も開業しており、自炊しない人でもサバイバルできる環境が整ってきました。
この発展の速さには目を見張るものがあります。
そしてスクムビット線は2011年にベーリン駅まで繋がりました。
このオンヌット~ベーリン駅間の開発も大きく進み、それに呼応する形で日本人居住エリアの拡大も又着々と進んでいます。
※BTS路線図
BTS路線図
先ずは、オンヌットの次の駅バンチャク。ここは数年前から著名なサービスアパートがあり、日本人駐在員も少なからず住んでいます。但し、他は一軒家ばかりでこれといったレジデンスはありません。
ここは、スキップしていいでしょう。
そのお隣のプナウイティ駅。つい最近までは何らとりえの無い閑散としたエリアだったのですが、昨年大型開発が発表されるや否や俄然注目を浴び始めました。
Whizdon 101。駅までの大型レジデンス棟、オフィス棟、商業施設から成る複合開発で、完成後にはこの街を一変させる潜在力十分です。
※Whizdom 101
whizdom
しかもディベロッパーは、Magnolia Quality Development Company’s (MQDC) 。ラチャダムリといったバンコク中心地でもラグジュアリーコンドの開発実績がある一流業者です。
そして、大川様も紹介していた、シンガポール人による100ユニットのバルク購入。実に5.3臆バーツを超える大型投資が舞い込み、更に脚光を浴びる形となりました。
これにより、現在の販売残はたったの30ユニットとなりました。しかも平米単価12万バーツと決して安くありません。近い将来、バンコク県において平米単価10万バーツ以内で購入できる物件は消え去る運命にあるのかもしれません。
次の駅はウドムスックです。こちらは、プナウイティよりもずっと早く開発が進んでいました。既に駅周辺には大型コンドが点在しています。有名な大型ショッピングモールメガバンナー、大型と言う言葉では全くいい表せない程巨大なこの商業施設への無料シャトルバスは、この駅下から発着していました。今でもあるのかな?
※Ideo Mix Sukhumvit 103
ideo_mix
バンナー地区へのアクセスが良いといった背景もあり、プナウイティより一足先に発展を遂げていました。アナンダ社による大型コンドを始め、タワーコンド、低層コンドが今では多数揃っています。
元来、バンナー地区はバンコクの衛星都市的な存在で、15年以上前からセントラルデパートを中心に大開発が行われていました。オンヌット~ベーリン駅間など目じゃないレベルの発展を既に遂げていたわけです。
現在の発展は、まさにこの中間エリアが目を覚ますような感じで進んでおり、必然的な流れでもあるわけです。そしてその必然性が、BTSベーリン~バンプー駅の延伸計画で完全に裏付けされた格好です。
バンナー駅以降は、次回に続きます。
少々お待ち下さいね。

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