実際にお客様とお会いして感じること

タイでは各地で干ばつが起こっている状況のようです。確かに異常としか言いようのないほど降らない雨。10数年ぶりに深刻な状況のようです。いつかは降り始めるだろうと思っていたのですが、数日のうち一度降るか降らないか若しくは小雨がぱらつく程度です。
雨季のときに1年のうちのほとんどの雨が降るので、このまま少ない雨量が続くのであれば雨季終了後の水の貯蔵量が圧倒的に減るはずです。普段利用するミネラルウォーターに影響が及ばなければよいのですが。
今回はタイも含めて海外不動産投資に二の足を踏みながらも話を聞きに来社されたお客様の話をしたいと思います。参考になれば幸いです。
今回は自宅用ではなく不動産投資をお考えの方の話をします。
予算帯としては200万バーツ台から上は用途によって様々で、将来的には会社を立ち上げて個人では購入できない土地や、一棟売り物件を探したい等の考えをお持ちの方もおり千差万別です。
とても不動産投資に対して詳しく、既に何件もアパート経営をなされている方や、日本で不動産会社を経営している方、奥様やご子息に相続対策で購入される方、リスクを伴ってもプリセールで稼ぎたい方等々様々ではありますが、最も多いのは初めての方や、まだ多くの経験を踏まれていない場合の方です。全体の70%前後にあたると思います。
中には1回目は話だけ聞きたいという方も多いのですが、フェイストゥフェイス、そして実際に現地に赴き物件を見ていただくことはとても重要なことだと思います。
特にまずはタイ不動産投資の現状、将来性、日本人居住区であればどの物件が人気なのかを実際に弊社データベースで確認いただくことは最重要かと思います。
どのような物件の問い合わせが多いか?
コンドの部屋単体であれば、200万バーツ台から問い合わせは来ますが、最多予算帯は4~500万バーツ前後が多く、1,000万バーツ以上の方も特に最近増えてきたように思います。
200万バーツ台はBTS延伸部分に掛かるか掛からないかあたりに多く存在します。BTSベーリン周辺です。最多価格帯ではプラカノン、オンヌットあたりに物件が存在しますが、日本人居住区の中でも有望物件も紹介できますので、そこはご相談ください。
500万バーツを超えると日本人居住区も見えてきます。
どの間取りを望むか?
従来は1ベッドルームを望まれる方が多かったのですが、2~3ベッドルームも最近増えてきたように思います。日本人居住区やその他の場所、またはシラチャ、パタヤと色々と問い合わせはありますが、立地によっては必ずしも1ベッドルームが良いというわけではありません。逆に2ベッドルーム以上をお勧めできない立地もございますので相談ください
購入の特徴
どのようなパターンの投資家でも、タイで購入を既に経験済みの方でなければ、先ず最初の1件からスタートすることが多く、プリセールでは1件目から2件目またそれ以上と推移していきますが、私自身も先ず最初の1件からをお勧めしています。
1棟売りを購入できれば、リスク分散も出来ますので良い買い物になると思いますが、個人では購入できないので、コンドミニアムをいくつか持ちたいと要望のお客様の順序として調査→1件目の購入→複数所有。この流れの方が多いと思います。
ただ1棟売りが購入できないわけではないので、相談ください。やはり投資家にとって1棟売りは魅力と思います。
CRMの確認
弊社データベースのCRMは、現状では日本人居住区を中心に賃料推移やどれだけの入居者がいるかを計ることにより、購入物件の選択の手助けになります。これは日系賃貸不動産業を長年営んできて蓄積してきたもので、弊社が売買だけを営んでいる他社に比べて大きなイニシアティブになる共に他社からも羨ましがられるシステムです。
最近CRMを見ていて気づいたのですが、まだまだデータとしては少ないと思っていたプラカノン、オンヌットの新日本居住区にも、新築物件でない限り僕が思っていた以上のデータが蓄積されていました。
ヨシダの賃貸担当者は日本人居住区を駆けずり回り、どちらかというと僕はプラカノン、オンヌットに出没することが多いと思います。今後の伸びシロがとても楽しみな町です。
気をつけていること
他の方が書かれたブログや記事はなるべく目を通すようにして、勉強させていただいており良い内容のものや情報があれば利用させていただいていますが、不動産は専門用語が多いですし、特に投資関連の話になれば英語の専門用語も多くなります。
専門用語のオンパレード的内容のものを見ると僕自身頭が痛くなります。特に投資関連の話では良く見かけます。
以前から僕自身が気をつけてきたこととして、僕の師匠から教わり部下達にも踏襲していきましたが、専門用語を駆使しないということです。かといってだらだら長く説明しない。
専門用語を駆使すること、果たしてお客様は理解しているのだろうか?
日本の不動産営業マン界ではタブー視しているところが多いと思います。僕らが社員教育をするときには自己陶酔型と表現しており、お客様が他社へ乗り換えてしまう様々な要因のうちの一つでした。
いかに相手にわかりやすく表現するかを心がけ、質問しやすいような雰囲気を作り出すことも心がけています。また、僕自身が楽しくなければお客様も楽しくないと思うので、ご案内の車中含めて様々な情報を提供することも心がけています。
タイで不動産投資を考える方の多くは、既に不動産購入経験のある方ですので多岐に渡り不動産売買に対して見識をお持ちですが、タイについては住んでいなければわかり得ない状況は多いと思うので
なるべくわかりやすく簡潔に説明することを心がけています。
まずはタイの実勢を確認していくことが大切だと思います。
最後に
海外送金や所有権移転の際は土地局へ出向かなければならない等、まだまだ面倒なことが多いタイですが、加えて渋滞等まだまだ整備が整っていない部分もありますが、日本からタイに来られる方は僕が見ている限り皆様楽しそうに見えます。
古くからタイリピーターは多く、不動産購入で来られた方の多くはリピーターとなっています。何か惹きつける魅力がたくさんある国なのでしょう。
投資という観点はありますが、多くの方は自分が住むイメージで部屋を見られているようです。そうなってしまいますよね。
長く様々な経験の中で、僕なりにお客様を見てきて、最も幸せな買い方をされた方は、周囲に何を言われようが、当初の希望と異なる物件であろうが、最も気に入った物件を購入された方です。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、特に契約日前にはナーバスになり他人の声がたくさん耳に入ってきます。とてもよい物件なのに、他人の声で購入を止め、新たに購入した物件は何故?と思えるような場合も数多く目にしてきました。
僕自身もお客様が幸せを感じるのであれば、これを買ってはいけないというつもりはありません。
しかし自宅を購入するわけではなく、投資としての考えであれば指南させて頂きます。
購入したはよいが、貸せなければ、または売れなければ悲しい結果となります。
購入後に相談に来られる方は、正直申し上げて、この物件は貸すのが難儀と思える、プリセール購入後完成までに売り切ることが難儀と思える、といったケースが多く、事前に相談いただければと思うことは多々あります。
本来、不動産購入は楽しいものです。わかりやすく楽しく、をモットーに、そして投資としてお考えであればヨシダ不動産のデータベースの“CRM”を活用ください。
そして迷っている方も先ずはお問い合わせください
お問い合わせ
http://www.yoshida.co.th/realestate/

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