来タイして物件を見るまでの手順。会話を通して僕なりに感じたこと

1年のうちの殆どの雨は、雨季である5月から10月くらいまでに降るのですが、今年は例年に比べとても少ない状況です。冠水地域に住む僕には助かるのですが、雨が降らない→気温が下がらない→ハンカチ登場。という図式になっています。連日暑いのです。
さて今回は、案内までの手順を説明したいと思います。今更と思う方もいるでしょうが、手順を教えてほしいという声も多く、WEBサイトにも掲載されていますが、お客様とのやり取りの中で感じたことも加えて説明させていただきます。
日本と多くは変わりません。問い合わせをいただく→リスト作成→案内日程を決める→案内。この4ステップです。
関連リンク タイのコンドミニアム購入の流れ
http://www.yoshida.co.th/realestate/guide3.html
問い合わせ
きっとまだまだ情報不足で抽象的にしかフォームを書けない方も多いと思います。日本からタイの物件を探す場合、あまりにも情報不足であると共にその国に長く住んでいなければ、どこがどのような町かなんてわかりませんよね。
逆に僕からして困ることは、実際にお問い合わせをいただくと、1ベッドルームでバンコクというものが多いのです。予算帯があればそれに沿って地域を選別することも出来るのですが、予算もない場合は東京で1LDKを探してくれと同じです。バンコクも広いのです。
お客様としてもまだまだ情報不足、よってうまくフォームを書けない。僕としてはどこを探していいやら。もちろん多くのお客様の購入希望する地域は似通っていますので、それにてリストを作成すればよいのですが、バンコクの情報がまだまだ不足している方に書面のリストを渡してどこまで理解できるのか?
それら全て解決する方法は電話でのヒアリングです。電話で話した多くの方は、それなりに理解を頂き興味を惹かれたのではないかと思っています。僕の方からもメールのやり取りの中で、一度電話で話せませんかと問いかけさせていただいております。もちろん無理にとは言いません。
また直接話すことにより、ヨシダ不動産に託せるかどうかの判断も少なからず出来ると思います。電話でもLINEやスカイプでも構いません。
お客様もタイの情報がより把握でき、僕らもお客様が何を欲しているかより把握できることにより、物件の紹介はピンポイントにより近づくのではないでしょうか?
またしつこい勧誘、デリカシーのない時間帯の電話はいたしませんのでご安心ください。不動産は、そういうイメージがありますよね。僕自身もお客の立場である場合は、良好な関係が築かれてない段階で、早朝、深夜に電話がかかってくるようなデリカシーのない対応をされることはやはり苦手です。ですので、予めお客様と定めた時間にのみ連絡いたしますのでご安心ください。
リスト作成
ヒアリングがしっかり出来れば、より納得度の高いリストが出来ます。ただ、タイに来られるまでのタイムラグが多ければ多いほど物件は移り変わります。もちろんその場合でも来られるタイミングで最良の物件を提案いたします。
案内日程
ここが重要ですね。出来ましたら早めにお知らせください。少なくとも1週間前までにはいただければ幸いです。もちろん1週間以内でも対応はいたしますが、スケジュールが一杯、物件が多く揃えられない等が起こる可能性があります。
今までに来られたお客差の多くは短期日程で来られる方が多く、中には1泊という方もいました。短期日程を有効にする為には早めに連絡頂けると助かります。
タイで起こりうること
① 案内予約を3日前や1週間前までにという物件が少なからずあります
日本では仕組みが整っているので、突然来店して物件を見たいという場合でも対応可能ですが、タイの場合、突然物件を見たいという方には、もちろん僕のスケジュールが空いていれば対応しますが、多くの物件の案内は上記の理由で出来なくなります。
② 予約をしたはいいが当日鍵が届いていない。
賃貸の場合は概ね管理室に鍵はありますが、売買の場合オーナーが自ら持ってきたり、エージェントが立会いに来ることも多いので、すっかり忘れていたり大幅に遅刻することもあります。時間通り来ないのでオーナーに電話を入れると「ごめん、忘れていた、今パタヤにいるの(実話)」昨日確認したのに…。
必ず前日に確認の電話を入れますがそれでも起こりうる事態です。もうこれは国民性としか言いようがないですね。全体の1割あるかないかの話です。
③ パタヤ、シラチャとバンコクを共にご覧になりたい方
2日間の日程を下さい。過去に両方の物件を見ることにトライしましたが慌しくなるだけでした。余裕を持って見学いただく為には1日ずつ周るほうがベストです。
④ 渋滞
初めての方であれば午前10時前後のスタートがベストです。物件もじっくり見たいでしょうし、質問やこちらからのヒアリングも多いと思います。
賃貸物件であれば9時からスタートできるのですが、売買はエージェントが物件内に販売スペースを持っている場合も多く9時過ぎの早い時間だと不在の場合が多いのです。きっとゆっくりと出勤しているのでしょう。
ご案内は車での移動が主ですので予定通り運ばせてくれないのが有名なバンコクの渋滞です。特に午後遅くなるとスクンビット地区には日本人学校のバスが大挙して帰ってきますので、渋滞の原因となっています。特にその日の夜便で帰国される場合、観光等は後回しにして午前スタートが無難です。
案内
タイ在住者の場合、お客様の社用車や自らチャーターした車に僕が同乗させて頂いたり、物件で待ち合わせという場合も多いのですが、基本的には弊社社用車での案内となります。案内費用はかかりません。遠方でない限り宿泊先までの送迎もいたします。
取り敢えず話だけを聞きたいという方も多いのですが大歓迎です。そのような方も話をして
いくうちに物件を見たいとなる場合が多いのですが、いつでもご覧いただける物件の鍵を常
にバッグに忍ばせていますので臨機応変に対応します。
目的割合
今までは不動産投資のお客様が圧倒的に多かったのですが、昨今増加しているのが自宅用で購入の方です。1年に数度だけ休暇のときに利用する為だけの購入、ロングステイ‥等。中にはコンドミニアムを購入すると、5~10年の長期滞在ビザをくれるという物件も出てきました。
このようなことが活況となれば、よりロングステイの扉は開かれてくると思います。
反面、富裕層の方には出国税なる厄介な税制もスタートしました
日本人の売却依頼が多い
ヨシダ不動産売買部門がスタートして、意外だったことが売却依頼をする日本人が多いことです。駐在員以外にもタイは自営業の方、タイ人の奥様を持っていられる方、現地就労者、ロングステイヤー、バックパッカーの沈没組み、遊び人と様々な日本人がいるわけですが、第一の理由は暮らしやすさにあると思います。特に海外都市の中では、日本人にとってのスクンビット地区の暮らしやすさは世界でも飛びぬけているのではないかと思います。
そしてここに来て、立て続けに外国人からの依頼が多くなり、ここ1週間だけでもインド人、
ベルギー人、名前からして米英連邦系のいずれかと想像できる方。
この3名に共通して言えることが、本来は彼らの居住区ではない、日本人居住区に物件を持っていること、彼らは彼らなりに調査の上、そこに投資としての成功があると判断したということだったのですが、結果は成功だったようで、キャピタルゲイン、インカムゲイン共に手中におさめたとの事。
既にインド人オーナーの持つThe AmethystはブログにUPしたばかりです。
日本人居住区中心地ソイ39に平米10万バーツを切る築浅2ベッドルーム
高利回り物件ですね。
タイは高利回り物件が多いのですが、安く購入できて高く貸せることで高利回りが実現するわけです。この売主は、“もう十分に儲けたよ”、一旦回収し次の投資に回そうか、といったところでしょうか。
次回はベルギー人オーナーの物件についてですが、日本人居住区の人気物件です。

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