オンヌット駅前の大開発にみる将来性

ヨシダ不動産と小林株式会社は昨年末の経営統合以来、新たにオフィスをスクンビットソイ25のGlas Hausというビルに移転しました。1階には銀行が2件ある、とても目立つ立地にございます。BTSアソーク駅からのアクセスも良いので、来タイの際には是非お立ち寄りください。
今回は、オンヌットの豪華コンドミニアム紹介の前に、オンヌットとはどんな街かをご紹介いたします。


※駅前コンド群
タイフリークならご存知の通り、オンヌット駅は2年近く前までBTSスクムビット線の始発駅でした。現在ではベーリンまで延長され、またその先も延伸計画中です。
オンヌットは、スクンビット通りに接続するオンヌット通りを南に抜けるとシーナカリンやスワンナプーム空港、また東に向かえばバンナー工業区と、日本人が通勤するのに楽であると共に、高速へのアクセスがとても良いので通勤重視の方に隠れたる人気の立地でした。
また2駅先のエカマイからはじまる日本人居住区に比較すると、明らかに賃料相場は安くなり、新築物件でも安く借りることが出来ます。それを背景に、駐在員、現地採用者含め年々日本人居住者が増えていきました。
ここに来て、駅前大開発が2年強前より始まり、それがほぼ全体的に完成した昨今、人気物件がより日本人を呼び込み、今では多くの日本人が住む街となっています。
反面、BTSの混雑度が増し、1回で乗り切れないことがしばしばあります。まださほど電車に慣れていないのかタイ人はドア付近に固まる傾向にあり、降りる人がいても頑なに譲らない姿を目にしますBTSの設計にも問題があるのかもしれませんが、内部は結構空いているのです。確かに中に進みにくい設計なのかなと思います。
前回のメールでも書いたとおり、タイ人は混んでいても次に乗れば的考えの中、無理に押し込んで乗る人の姿はほぼ皆無で、押し合い等といった光景を見かけることはまずありません。
今後の発展が目覚しいと予測される、オンヌットより先の全てのBTS駅周辺では多くのコンドミニアム開発が進んでおりますが、それらが全て完成したあかつきには、混雑はどのように変化していくのでしょうか?
実は僕自身オンヌットに1年ほど住んだことがありました。今でもこの街はとても好きなのです。理由としては駅直結の大型スーパー『TESCO LOTUS』、そして反対側徒歩数分のところには同じく大型スーパー『Big C』が出揃い、買い物と簡単に直時にとても重宝する点が挙げられます。タイが誇る大型スーパーが駅前に両方ある街は、オンヌットだけではないでしょうか?そして胃袋を満たす大きな屋台街は駅下にあり、ここでは食べ物だけではなく洋服のショップも軒を並べています。

※駅直下屋台群
日本食店はまだ数えるほどしかありませんが、侮るなかれ、屋台街には日系有名店で修行した屋台が3件ほどあり、どこもとても美味しく安上がりです。多分トンローの人気店『もっこりラーメン』系列だと思うのですが、昨年開店し、デリバリーもやってくれるのでかなり便利です。
そして待望のショッピングモール『HABITO』が現在建設中です。

※ 駅直結スーパーTESCO LOTUS
タイ最大手サンシリグループが手がけるモールは、コンドミニアムも併設し、32店舗が入居予定です。日本食店が入るか否かは定かではありませんが、その可能性は高いと思いますし、入ってくれることを祈りましょう。
オンヌットは、ヨシダが手がけるコンドミニアム販売においてに目玉的な駅と思います。

※建設中のモール
物件によっては、家賃が日本人居住区並みに新築以来上昇し、まだ購入価格はそれに比べかなり安い状態です。インカムゲイン、キャピタルゲインを共に確保できる可能性が高いと思います。特にBTSの延伸により都心としての位置づけはより高まると思います。
その証拠に前述のショッピングモール。かなり話題を呼びそうですが、併設のコンドミニアムは最低価格229万バーツからとの事。
タイの場合、建築前から売り出しをかけ(プリセール)、完成までに転売が繰り返され、完成時には大幅に価格が上昇している物件が多く、この物件はその可能性が極めて高いと思います。
何とかヨシダもこの物件の販売に参加できればと切に願っております。

※建設中のモール2
ここに来て3年来建設中だったコンドミニアムの多くが完成し、少しずつヨシダとしても上位人気の物件の区別が出来るようになりました
代表的新築コンドミニアムでは、IDEO VERBを皮切りに,IDEO MOBI、THE PRESIDENT SUKHUMVIT 81、Q HOUSE SUKHUMVIT 79、RHYTHM SUKHUMVIT 50、DIAMOND SUKHUMVIT、TREE CONDOMINIUM、
の大型物件に留まらず、現在も大小様々なコンドミニアムが建築中、または分譲予定となっています。
また、上記以外にも、築5年以内の築浅物件もスクンビットソイ50、52,79、81を中心に数多くございます。
購入層
数年前までタイでは高所得層と低所得層の2極分化で中間所得層が少なく、お金持ちが有名コンドミニアムをこぞって購入してきたいきさつがあります。
しかし、インラック前政権時の目玉政策であった最低賃金の引き上げにより、一般サラリーマンにミドルエグゼクティブと呼ばれる層が増加し、200万から500万バーツクラスのコンドミニアムが飛ぶように売れました。
その代表的場所のひとつがオンヌットです。
タイ人にとってオンヌットは、各方面からバス等で来て、ここからBTSに乗車するといったハブなのです。
またこの先延伸部分での計画は、なんとオンヌットから18もの駅をつくり、終点予定の駅バンブーは日系企業の工場が林立するサムットプラカン県に位置します。近い将来、車での移動には不可避の交通事情の中、それを避けてオンヌットあたりから電車通勤の方も増えてくるのではと予想できます。
実際オンヌットからのベーリンまでBTSを延伸したことにより、日系企業が林立するベーリン一つ手前のバンナーまでBTSに乗車し、そこから会社専用バスで通勤という企業もあります。
BTSの延伸により渋滞も緩和されると思いますが、世界平均は国土の15%前後が道路(あくまで平均です)なのに対して、タイでは7~8%しか道路面積がなく、これが渋滞を作っている最もおおきな要因となっているようです。
渋滞はBTSの延伸だけでは改良できない問題なので、ここを何とかしない限り、結果的に下り方面で混雑の少なくないBTSを利用しての通勤が増えるのではないでしょうか。早々に、オンヌットは日本人居住区になるものと推測します。
ではそのオンヌットの人気豪華物件の説明を次回のブログでさせていただきます。
将来のBTS.延伸を考えると、オンヌットにおける現在の物件価格はとても魅力的だと思います。

おすすめ