BTS沿線、プラカノン駅周辺はどのような町か?

「既にタイの雨季は終わった。間違いないよ。」と、ヨシダ不動産のタイ人スタッフは言っていたのですが、どっこい一昨日大雨が降りました。
結果、物件調査の為に訪れていた建物内で2時間以上足止め状態。その物件はソイ39に立地。運の悪いことに、そこはバンコクで人気の高いエリアであると同時に、道路冠水でも有名地域なのです。一歩も外に出られない状況でした。

※ここを裸足で歩きました
バンコクの雨は、バケツをひっくり返す、といったレベルに留まらず、バスタブをひっくり返す、更に年に数回だけ、プールをひっくり返す、といったような雨が降るのですが、まさに昨夜の雨はプール型。今回の大雨が今年の打ち止めであることを願います。
さて、今回は物件に触れる前に、その物件が立地するプラカノンとはどういう町か?について説明したいと思います。
中心地アソークからはBTSで4駅。隣のエカマイまでが所謂日本人居住区として位置付けられているのは、多くの方の知るところなっています。しかしこのプラカノンと次のオンヌットにおいて、近年豪華コンドミニアムが続々完成。それに呼応するように、日本人がどんどん住み始めています。

※BTS路線図
日本では中心地からたった4駅と言えば、当然都心部であると考えられます。もちろんプラカノンも、地理的には大都会バンコクの中心部となりますが、お隣のエカマイと比較すると、まだまだローカル食を色濃く残す街並みとなっています。

※庶民の市場
逆に1つ先のオンヌットのほうが、駅前コンドミニアム開発や駅直結の大型スーパー『ロータス』があるので、まだ垢抜けた感じがします。
しかし、ここ2年でプラカノン駅近くに豪華高層タワーコンドミニアムが4件誕生。それが起爆剤となり、日本人が増え続けている状況です。
以下が、その4物件となります。
SKYWALK Condominium
LE LUK Condominium
RHYTHM SUKHUMVIT 44
WYNE BY SANSIRI

プラカノン地区での日本人ご用達人気物件は、この4件に集約されている状況です。
因みにSKYWALK(50階建)LE LUK(27階建)は、同じ敷地内に立ち、この地域には珍しい高層物件なので、強力な存在感を放っています。

※SKYWALK
LE LUKの27階ですら、日本では少数派の高層マンション。高度制限や道路斜線制限、北側斜線制限が厳しい為、50階建てとなると、日本では更に希少な存在となります。
日本での高層物件においては、隣地に低い建物がある場合、その天空率を購入して自らの土地の高さを増し、高層物件を建築するということが多いのですが、逆に本来の規制以上に高いものが建築されるわけで、実際は近隣トラブルも多いようです。
タイでは高度規制が緩やかで、高層コンドやビルが立ち並んでいます。
日当たりが悪くなるといったトラブルが起きたところで、暑いこの国では逆に好ましいこと。マイペンライ精神が強いお国柄、あまり気にしている様子は感じません。
因みにタイでは北向きが最も人気があります。日本人居住者も北向きを好みます。
地元の衣食住を満たす大型市場や昭和的な風情を残し、都会的なイメージとローカル色混在の地域ではありますが、今後の発展は大いに期待できますし、日本の衣食住関連が充実すればいつ日本人居住区となってもおかしくはない潜在力を秘めています。
ただローカル色が失われていくのも良いことかといえば、そこは何も言えないですね。せっかくタイにいるのであれば、タイの良さも併せ持っている方が楽しいかな、と個人的には思います
プラカノンはそんな街です。
次回はプラカノンの超高層物件『SKYWALK』の1ベッドルームのお部屋を紹介をいたします。

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